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【声劇シナリオ】ホラゲ実況3~8番出口ライクなゲームを実況してみた

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※アドリブ自由。
※シナリオ内の「○○」「‪✕‬‪✕‬」は演者様のお名前をお使いください。
※演者の性別不問。女性役として語尾を変えるのもOK。
※使用時の連絡は不要ですが、概要欄にこのページのURLを記載して頂けるととても嬉しいです。
※所要時間20~30分

【登場人物】
A:中堅ゲーム実況者。バ美肉Vtuber
B:ベテラン実況者。猪のVモデルを使うVtuber

ーーーーここから本編ーーーーーー


A:「どもー!こんにちはー!○○ですー! 本日のホラゲ配信は、なんと3年振りのコラボになる‪✕‬‪✕‬さんと一緒に、こちらの8番出口ライクのホラーゲームをやっていきます!」

B:「いやー、久々だねぇ!どうしたの? しばらく見ない間に美少女になっちゃって」

A:「そうなんですよ! バ美肉Vtuberに憧れちゃいまして。そういう‪✕‬‪✕‬さんも見ない間に立派な豚になられて!」

B:「うん、イノシシのVモデルね、これ。 似てるけど、そこ間違えると文脈的にディスってるみたいに聞こえちゃうから気をつけて?」

A:「あー!イノシシなんですね!豚がお好きなんですか?」

B:「なんで? なんで豚の話題に戻したの? 好きだけれども」

A:「お、『二人の実況、楽しみにしてた!』ってコメント来てますよ」

B:「マジで!? ありがたいね」

A:「ほら!『豚可愛い!』って」

B:「イノシシな!? 君ら、つぎ豚って言ったらコメントに反応しないからね!?」

A「なに言ってるんですか。俺、豚のほうが可愛くて好きですよ?」

B「あーそう? じゃあ豚でもいいか」

A「それじゃあ始めましょっか、ぶ・た・さ・ん♪」

B「お前、やっぱディスってるだろ」

A「えー?そんなことないですよ豚先輩」

B「お前とのコラボはこれが最後だと思え」

A「つれないなあ、はーい、じゃスタートっと」

場面が変わって、和風旅館のステージ画面になる

B「お、始まった始まった。なるほど、旅館ね」

A「グラフィックやっば!実写みたいですね」

B「お、見ろよあの窓の外!富士山じゃね?」

A「あ、ほんとだ。これ海外製のゲームなんですけど、制作者が日本好きなんでしょうね」

B「で、このゲームって何すりゃいいんだ?」

A「‪✕‬‪✕‬さん、8番出口ライクのホラゲってやったことあります?」

B「実はないんだよ俺。ブームに乗るの、なんか嫌なんだよな」

A「流行りに乗らないVtuberなんてただの豚ですよ?」

B「やめとけお前!俺以外にも当てはまる奴がいるかもしれないだろうが」

A「大丈夫です!俺、豚さん好きなんで!」

B「そういう問題じゃねぇんだよ!」

A「では1回全国の豚さんのために説明すると、」

B「おいやめろ!」

A「冗談です、冗談です。まあ何するかっていうと、異変を探して対処するって感じですね」

B「異変?どうやって異変ってわかるんだ?」

A「じゃあ実際に今、旅館を探索しながら説明するんで着いてきて下さい」

B「おう」

A「今のステージが正常な状態なので、まずこの風景を覚えとくんですよ。で、俺が開始ボタンを押すとさっきのスタート地点に戻るので、そこから異変スタートです。異変を発見したらフロントの人に話しかけてください。全ての異変を発見したら大浴場への扉が開いてステージが更新されるので、また異変を探す、って感じです」

B「あー、ようは記憶力が必要なゲームってことか」

A「そうなんですけど、けっこう分かりやすくしてくれてる場合が多いんでそんなに記憶力はいらないかもしれないですね」

B「もし異変がなかったら?」

A「その時は大浴場に進んでください。で、次のステージも正常状態から始まるので今のと同じことを繰り返す、って感じですね」

B「へえ。ま、やってみないとわからんな」

A「じゃあ、まずこのステージの状態を覚えていきましょっか。ほら、ああいう騎士の鎧とかが他の物に変わったりするんですよ」

B「このThe日本って感じの旅館に騎士の鎧があるのがもう異変なんだが」

A「海外製の和風ゲームなんで、履き違えた日本が出てくるのはあるあるですよねー笑  それじゃそろそろ始めますよ? スタートっと!」

B「お前さぁ、さっきからその棘のある言葉、どうにかなんねえの?」

A「え?」

B「え、じゃねーよ。怒られんぞ」

A「いや、俺、毒舌美少女系Vtuberでやらせてもらってるんで設定ですよ、設定。ね、リスナーのみんな」

B「じゃあちょっと美少女らしくしてもらえる?」

A「(全力ぶりっこで)えぇ?先輩ったらワガママぁ♪」

B「あ、あったぞ異変」

A「おぉい!こら聞けや先輩!」

B「はい、可愛い可愛い。よし、フロント行くぞー」

A「あ!ちょっと待ってくださいよぉ」

B「さて、異変を報告して...と」

A「うわっ!暗っ!ステージが更新されたけど真っ暗になりましたね」

B「これも異変か。わかりやすくてラッキーだな。じゃあそのままここで報告...」

A「ちょ、待って先輩!」

B「え?どうわあっ」

フロントにいたはずの人が化け物になって2人に襲い掛かる。
一目散に逃げる2人

B「何!? これも異変!?」

A「恐らく! でもフロントの位置まで変わるのは聞いてない!!」

B「どうする!? 二手に分かれるか?」

A「そうしましょう!フロントを見つけたら報告ということで!」

B「じゃあ俺があいつを惹き付けるからお前はフロント探せ!」

A「(可愛く)きゃー♪ 先輩かっこいい♪」

B「うるせ!早く行け!」

A「はいはーい」

(ここからお互いの姿は見えないが、ボイチャで話すイメージで)

B「フロントあったかー?」

A「まだないっすね。そっちは大丈夫ですか?」

B「一応撒いたっぽいからこっちもフロント探してる」

A「撒いたらこっちに来るかもしれないじゃないですか!」

B「しょうがねぇだろ!気づいたらいなかったんだって!」

A「めっちゃ不安なんですけど...あ!」

B「見つけたか!?」

A「見つけたは見つけたんですけど...えぇ...マジか。どうしよこれ」

B「どしたー?」

A「フロントあったんですけど、さっきの怪物がウロウロしてて報告出来ないです」

B「マジかよ、振り出しじゃねーか。そういえばこのゲーム、攻撃とか出来ねぇの?」

A「特殊な異変のみ攻撃可能みたいですけど」

B「じゃあちょうどいいのあったから、俺そっち行くわ」

A「ちょうどいいのって何すか? あ、早かったっすね」

B「走るとけっこう狭いのなここ。おーいたいた化け物。よし、こいつで...せーの!」

Bが手に持った頭蓋骨を化け物に投げつけると、化け物が叫び声をあげて倒れる

A「倒した!? えっ!? 何ですか今の!」

B「ほら、これよ」

Bが転がった頭蓋骨をAの前に投げる

A「キャサリン!」

B「キャサリンではないだろ。お前、頭蓋骨に女の子の名前つける癖、そろそろやめろ。ほら行くぞ」

A「いやだってほら見てくださいよ! 前回のコラボん時に出てきたキャサリンにそっくり!ほらほら!」

B「持ってくるなよ」

A「もしかしたらまた必要になるかもしれないじゃないですか」

B「あーそれもそうだな。じゃあお前持っとけ」

A「もちろん!‪✕‬‪✕‬さんにキャサリンは渡しませんよ!」

B「頼まれてもそんなのいるか!」

A「女の子になんてこと言うんですか!」

B「はぁ!?女の子とは限りません!」

A「女の子ですぅ!ねー?キャサリン」

B「怖! お前に付き合ってたらゲームが一生終わらねぇよ」

A「ふっふっふ。その言葉後悔しますよ? この3年間で俺はっ!マッピング能力を手にしたのですっ」

B「なに!? 一部の上級プレイヤーしか手に入れることの出来ないあの特殊スキルをお前が!?」

A「そうなのです!それを今からお見せしましょう!というわけで、報告忘れたんでさっきのフロントに戻りますよ」

B「そうだった!お前、そういうのは先に言え!」

ワイワイしながらフロントに報告しに行く2人。
そして順調にステージクリアを続け、ラストステージにたどり着く。

B「ふう。なんだかんだやっとラストステージか。結局使わなかったなそれ」

A「それじゃないです。キャサリンです」

B「まだ言ってんのかよ...」

A「ラストステージは宴会場かあ。けっこう広いですね」

B「ラストっていうからにはボスとかいそうだな」

A「ついにキャサリンの出番というわけですね!」

B「それは知らんけど」

A「じゃ、ちょちょいっと異変見つけてクリアしましょ!」

B「そんな簡単に見つかったら苦労しないって」

A「まあそうですけど。とりあえずこの場所の報告場所はあの女将みたいですね」

B「ん? 女将?」

A「あそこにいるじゃないですか、あの女の人」

宴会場の入口に立つ着物の女をAが指さす。

B「あーあの和服のマネキンか」

A「あの人に異変を報告しに行くってことかな。じゃあなんとなく今の正常状態を覚えてスタートしますか」

B「おう。ま、見晴らしいいし、異変がありゃすぐわかりそうだな」

A「じゃラストステージ始めますよ。ポチッとな」

B「...ちょっと待て。今あのマネキン動かなかったか」

A「...動きましたね」

B「あれ、オブジェじゃないの?」

A「いや...まぁ...今の今までオブジェだと思ってたんですが...」

B「なんか近づいてきてない...?」

A「ですよね? あとあれ、なんか頭がおかしくないですか?」

B「人間の頭じゃないな。たぬき?」

A「あー!あの旅館によく置いてあるたぬきの置物の!それだ!」

B「あ、画面にクリア条件ってテロップ出たぞ」

A「ほんとだ。えーと、“女将に捕まらないように全ての異変を見つけてクリアしろ。異変は残り3つ。見つけたアイテムに表示されたボタンを押せ” 」

B「じゃああの女は異変じゃなくて妨害かよ」

A「でも足は遅いみたいですね。簡単には捕まらない気がする。異変も3つしかないし、楽勝じゃないっすか」

B「そんな簡単に行かない気がするが...。ま、一旦あいつは無視して手分けして探そうぜ」

A「あ、俺一個見つけました!ちょっとあのボタン押してきます!」

B「おう、よろしく。一応女将はこっちに惹き付けとくわ」

A「助かりまーす。じゃ押しますね」

ボタンを押すと同時にマネキンが奇妙な動きをしながら高速でBを追いかけはじめる

B「うわあああああ」

A「なになになに!?」

B「速くなった!こいつの足、速くなったって!」

A「うわ、キモ!」

B「まさか異変見つける度に女将のスピードがあがるってことか!?」

A「ここに来てゲームオーバーだけは絶対嫌だ!逃げて!」

B「わかったからお前は2個目探せ!」

A「はい!‪✕‬‪✕‬さんの尊い犠牲は無駄にはしません!」

B「まだ死んでねえから!」

A「ええとっ、異変、異変...」

B「おい、早くしろって!」

A「そう言われてもそんな簡単に見つかるわけないでしょ!」

B「さっき楽勝って言ってただろうが!」

A「言葉のあやですよ!」

B「こういう時に使う言葉じゃねーよ!」

A「あった!あれだ!」

B「行け!早く押せって!」

A「わかってますよ!はい、2個目!」

B「お...女将が止まった」

A「今のうちに3個目を見つけましょう!」

B「よっしゃ!」

A「向こうは探したんであとは‪✕‬‪✕‬さんの後ろだ...け...」

B「あ? 何? どした?」

A「後ろ! 逃げて!」

B「は? うわあああっ」

女将からたぬきの頭が飛んできてBを弾き飛ばす

A「うえええっ!? ‪大丈夫ですかっ!?」

B「いってえなもう! あれ、これダメージ喰らってる?」

A「そもそも体力ゲージとかないし、ぶつかっても大丈夫ってこと? なーんだ」

B「ただの脅かし要素かよ」

画面にカウントダウンの数字が表示される

A「あ、なんかまた画面にテロップが...えっ、カウントダウン!?」

B「は!? なんの!?」

A「えーと“女将から攻撃を受けるとカウントダウンがスタートします。数字がゼロになる前に全ての異変を見つけてください。なお、攻撃を受ける度に数字が減るので注意”」

B「マジかよ!やばい、また頭が来るぞ!」

飛んでくるたぬきの頭から逃げる2人

A「ちょちょちょ、こっち来ないで下さいよ!」

B「俺の行く先にお前がいるんだろうが!」

A「何言ってんですか!明らかについてきてるじゃないですか! 」

B「そういうのいいからマジで探せって!あと2分切ったぞ!?」

A「他に異変がありそうな場所って...あ!」

B「なんだ!? あったか!?」

A「へへ、ついに君の出番だキャサリン!」

B「何言ってんだお前、こんな時に!」

A「まあ見ててください...よっと!」

B「おお!ナイス回避!」

Aがたぬきの頭をギリギリで避け、倒れたマネキンの体に向かって走り出す

B「っておい! どこ行くんだよ!」

A「あの女将の首にキャサリンをくっつけるんですよ!」

B「そういうことか! だったらこいつは俺が止めとく! 来い、たぬき!」

A「頼みましたよ!」

B「(たぬきの攻撃を避けながら)おりゃ!へへ、そんなんでやられるかよおおうわああっ!悪い、やられた!あと10秒しかねえ!」

A「大丈夫です!いける!おりゃあっ」

マネキンの首にキャサリン(頭蓋骨のアイテム)を装着するA

A「よし!やっぱりこれだった!」

B「さあどうだ!終わりか!?」

部屋の中が徐々に明るくなり、燃えるような紅葉の景色が広がる窓から爽やかな風が吹き込んでくる―――ような演出が始まる。

A「おおお、なんか爽やかな旅館の景色に変わり始めましたよ」

B「BGMもお正月みたいな曲が流れ始めたな」

A「琴ですね。すご、まさに日本って感じの演出」

B「これ作ったの、本当に外国人かよ」

マネキンが美しい女性へと変わる

A「あ、見てください!女将が!」

B「人間になった!」

A「キャサリン!」

B「あれもキャサリン呼びなの!? ん?何か言ってるな」

A「ええと? “あなたは世界で13組目のシークレットエンド達成者です。おめでとうございます”?」

B「シークレットエンド? って何?」

A「通常じゃたどり着けないエンディングってことですかねえ? でも何か特別なことしたかな?」

B「どう考えてもキャサリンだろ」

A「キャサリンが!?」

B「最初に拾ったアイテムを捨てもせずラストまで持ってくるやつなんて、そうそういないだろ。無駄にアイテム欄圧迫して、ここまでいくつのアイテム捨てたと思ってんだ」

A「いやみんな持ってきますよ!あんなに可愛いのに!」

B「いたとしても可愛いとかいう理由ではないだろ」

A「それにしてもけっこう時間かかっちゃいましたね」

B「配信時間、3時間!? いやーリスナーさん達、ここまで付き合ってくれて本当にありがとね! それじゃ締めに告知とかあれば、」

A「あ、待ってください。また女将が何か言ってますよ」

B「ん?なんだ?えーと、 “ここからシークレットステージになります。それでは行ってらっしゃいませ ”!? は?」

A「えーと...リスナーのみんな、もうちょっとだけ時間ある? 引き続き‪✕‬‪✕‬さんと温泉旅行してくるわ」

B「今度は地下ステージかよ!聞いてねええええぇ!」


(終)

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りいち@ボイスクリエイター(仮)
皆さんを巻き込んで一緒に幸せになる!そんなクリエイターを目指しています(´˘`*)