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バトルディスクR4 ポータルのすゝめ
おはようございますこんにちはこんばんは。初めましての方は初めまして。りぃと申します。
VRSNS「VRChat」にあるワールドBattleDiscsR4でポータルというアビリティをメインとして活動しています。
約1ヵ月程度ポータルを使用し、大体の戦い方が分かってきたので私の経緯も踏まえつつ書いていこうと思います。
なお、今後様々な専門用語が出てきます。意味はその項目の最後に書きますが詳しく知りたい場合は調べるなり私に聞くなどしていただけると幸いです。
プロフィール
まずお前誰やねんってなっていると思うので軽くプロフィールを。
りぃという名前で活動させていただいています。
VRCID「りぃちゃん/Rii」
R4は22年12月から月に2.3回、1時間くらい嗜む程度でしたが、23年3月上旬、ある方との出会いをきっかけに本格参入。今ではほぼ毎日、体力の続く限りやっています。
VRChat以外では主にFPSをプレイしています。
戦況を瞬時に把握することに長けているので、それを活かした味方のカバーを得意としています。FPSでは相手の戦法や敵味方の癖を見抜くことにも優れていたので、その能力を最大限活かすためにIGLを担当していたこともあります。
IGL[その試合において全体のコールやオーダーを行うメンバー間で決める役割。簡単に言うと司令塔。]
ポータルの主なスタイル
ポータルを使用していて思ったのが、人によって全くと言っていいほど立ち回りが違うなぁと。
大まかに4つのスタイルに分類したので紹介します。
1.インファイト
ポータルの機動力を活かして最前線で戦うことを主体とするスタイル。ポータルをメインで使っていない人のほとんどはこのスタイルだと思います。
2.後方支援
最前線での戦闘はあまり行わず、後方でのポークによるワンピックや離れた位置でインケージしている味方のリバイブを主体とするスタイル。知らないうちに敵が復活してたりします。
3.フランカー
横や背後からの奇襲やヘイトを買って耐久、かく乱を主体とするスタイル。このスタイルに時間をかけすぎるといつの間にか人数不利になってたりします。
4.変幻自在
上記の3つのスタイルを戦況に応じて柔軟に切り替えて戦闘を行うスタイル。状況によってスタイルが切り替わるので掴みどころがなく相手していて戦い辛いスタイルです。
(ちなみに私はこのスタイルだと周りからも言われますし自身も思っています)
最前線[敵と味方がぶつかり合う1番前のライン。R4にもある程度前線の概念が存在する。]
ポーク[遠距離から敵を狙うこと。]
ワンピック[敵を1人倒すこと。]
リバイブ[復活、蘇生]
ヘイト[敵の意識を特定の対象のみに集中させること。ヘイトを買っている人を囮にして敵を倒すことをベイトという。]
ポータルの使い方
ポータルは他アビリティよりも複雑で最初は使いづらい、大器晩成型のアビリティだと思います。でも慣れてくると他アビリティよりもできることが多く、戦略の幅が広がり、相手したくないアビリティになります。
ポータルの出し方
ポータルの出し方の解説(ここではクエストコンでの出し方になります)
ディスクを投げる
TPしたい場所にディスクが飛んだらグリップボタンを2回押す
目の前にポータルが現れるので、それに触れる
TPする
ここまででワンセットになります。この工程だけでも最初は混乱すると思います。
大器晩成[徐々に実力をつけ、後に大成すること。↔早期晩成]
TP[テレポートの略。]
ポータルの小技
ポータルは小技が存在するので、簡潔にまとめて紹介します。
ポータルを展開する方向はアバターの頭の向きで決まるので、出したい方向へ一瞬だけ首を向けて出す。といったことが出来ます。おすすめはしません。いつか首がおかしくなります。
ポータルに入ったあとの視点はディスクの飛んでいく方向の延長線上になります。これを利用することで、入ったあとに振り向く分のディレイが少なくなり、TTKを早めることができたり、私のようにスティックだけで振り向く人もディレイが少なくなります。
ポータル展開時に映し出されるエリアも同じくディスクが飛んでいく方向の延長線上になります。これを利用してポータルに映ったエリアを物陰から安全に索敵するといったことが出来ます。
近距離での戦闘になった場合、ポータルを展開した後に入らず2投目を投げることで相手を惑わせることができます。(フェイント)
開けた場所などの反射を狙えない場面では、ディスクを直接相手に当たるように狙い、外れたらポータルを展開して2投目を素早く投げるといったことができます。フェイントと合わせるとより効果的です。
ディレイ[ある動作から次の動作に移るまでに発生する遅延のこと。]
TTK[タイムトゥキルの略。キルするまでの時間のこと。]
ポータルのメリット
機動力が高い
ポータルはTPさえしてしまえばXYZ軸全てにおいて機動力がトップレベルに高いので、索敵、キル、リバイブ、ヘイト買い、その他もろもろ、なんでも出来ちゃいます。強い!
ジャンプにはコライダージャンプといった小技がありますが、ポータルは斜めコライダーがなくてもXZ軸の機動力が高いです。
スタイルによって異なる立ち回りが可能
大まかに分けて4つ、細かく分けるとそれ以上にスタイルがあるので、他の人と立ち回りが被ることはあまりありません。オリジナルの戦い方を見つけることが出来ます。やったね!
ジャンプのアンチアビリティ
23年4月現在、ほとんどがジャンプ、次いでダブルを使用していると思います。(根拠はありません)
今のメタのうち1つのアンチアビですよ!?強くないですか!
私もジャンプをサブで使用していますが、ポータルは相手したくないですね。それくらいポータルはジャンプのアンチとして有効だと思います。
挟撃、ヘイト買いがやりやすい
ポータルは瞬間機動力が高いので、味方と挟撃したり、相手の周りをひたすらTPして時間稼ぎ、味方にキルしてもらうといったことがやりやすいです。人数有利を作ったり、人数不利を埋めたりといったこともできます。
XYZ軸[XZ軸は平面の座標。Y軸は高さの座標。]
コライダー[当たり判定。]
コライダージャンプ[ジャンプのみが使用できる、コライダーを利用してXZ軸の機動力を確保することができる小技。]
ポータルのデメリット
大器晩成型
最初の方で書きましたが、個人的には使い込むほど強くなる、スルメイカみたいなアビリティだと思います。少しだけ使って難しい上にそんなに強くない…ってなって苦手意識を持つ人が多い印象です。
設置型アビリティに弱い
設置型アビリティであるボム、スロウ、ディフューズに弱い印象があります。ポータルはアバター3体分ほど離れた位置に出現するので、スロウなんかは特に辛いです。
自滅の可能性がある
アビリティの難易度としては最上位レベルで難しいですし、R4districtの谷底に落下したり、エリア外にTPして戻れずに…なんてこともあります。
相手を見失いやすい
TP先で「…ここどこ?」や、ポータルを展開した際に相手がポータルに重なって見えない…といったことが多々あります。
とにかく頭を使う
ポータルは基本なんでも出来ますが、それは周りを見て何をするのが最適解なのかを理解していればの話です。
状況把握、判断力、柔軟な思考に加え、一瞬で最適解を見出す必要があります。そしてそれを実行する力も。
逆に言えば、それがポータルの面白さでもあります。
ポータルはできることが多い分、出くわすシチュエーションの多さやそのシチュエーションに応じて一瞬で最適解を導く必要があります。
アビリティの使い方だけでもかなり難しいですし、その上シチュエーションに応じた立ち回りを一瞬で行うのは訓練された兵士でも中々できる芸当ではありません。ポータルを使うのを諦めるかポータルと根気よく付き合っていくか、大体は前者を選ぶと思います。でも、使いこなせるとまた違った景色が見えてくるのも事実です。使えるようになるまで続けるか、やめるか。そこの判断はあなたにお任せします。
ポータルの対処法
やられる前にやる
タイマンで相手がポータルの場合、基本的にやるかやられるかだと思います。
味方と合流を試みる
ポータル側は人数不利を背負うと辛いので、味方と合流するまで耐えるなどしましょう。
アンチアビリティを使う
アンチアビであるボム、スロウ、ディフューズを使用し、ポータルをキルするもしくは追い返すなどしましょう。
まあここまで色々書きましたが、対処法としては味方と共に対処するのが正解の立ち回りだと思います。対人ゲーで人数有利よりも強いものは無いですからね。
最後に
ここまでご覧いただきありがとうございます。
23年4月現在、1ヵ月しか使ってないので説得力があるかは微妙ですが、これまでで身に付けたスキルの整理や、これからR4でポータル使いたい!けど難しい!って方のために作成してみましたので、参考になれば幸いです。
これからもポータルを使い続け、ポータル=りぃ、りぃ=ポータル、になれるようにこれからも頑張っていきます。
ポータルはいいぞ!ありがとうございました!
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余談
ここからは余談になります。私がポータルメインになった理由などを書いていきますので、興味がある方はご覧ください。
R4をほぼ毎日やるようになったきっかけ
23年3月までは月に多くて5回程度でした。
ですが3月上旬のある日、前々からディスク界隈で唯一交流のあった方が、R4で最強格の人を連れてきてくれたんです。その人から「いつもやってる所以外でこんなに強い人は会ったことがない」って言ってくれました。
私も「会ってないだけでR4で強い人はいるんだ…!」ってコロンブスがアメリカ大陸を発見した時の様な感動を覚えました。私は相手が強いほど楽しいと思えるタイプなので、毎日遊ぶようになるまで時間はかかりませんでした。人見知りだけど好奇心が原動力の私なので、最初は緊張したけど今ではとても楽しい時間を過ごせていて、勇気を出して良かったと思っています。
ポータルメインに転向した理由
知っている人は知っている情報ですが、私は3次元戦闘が好きというなんともくだらない理由で3月中旬までジャンプをメインとして使っていました。
でも気がついたらポータルをメインとして戦うようになっていました。理由は箇条書きで記載します。
ジャンプの競合率が高い
ジャンプミラーをしていても面白さを感じない
根っからのサポーター
多くの人が使っているアビリティを使いたくない
ジャンプで強い人はもううじゃうじゃいる
単純にポータルが楽しい
自身が玄人向けの物を好む
こんな感じです。
特に3番目のサポーター気質なのが大きかったですね。
ジャンプでは瞬時にカバーというのが難しかったですが、ポータルは挟撃、ヘイト買い、人数有利、リバイブ、索敵といった「直接キルはしないがキル関与率(KAST率)が高い」んですよね。もちろんキル力も高いですし。
個人的に最強のアタッカー、最強のタンクは容易に想像がつくのですが、最強のサポーターっていないんじゃね…?って思いまして(いたらめちゃくちゃ失礼)、R4も対人ゲーの例に漏れず、目に見える数字が全てじゃないんですよね。 最近は「りぃさんのサポートがあるとめちゃくちゃ戦いやすい」と少しづつ言われるようになってきて嬉しいので、これからも最強のサポーターとして名を馳せられることを目指して頑張っていこうかなと思います。
終わりです。ここまでご覧いただき本当にありがとうございました。
KAST率[Kill Assist Survived or was Tradedの略。
キル、アシスト、生存もしくはトレードキルをした確率。]