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フリーランスの力で 小さな離島をwin-winの形で変革できるか#私の働き方実験 #研究報告書
◆実験の目的と背景
《この企画を知るまで》
フリーランスとして働き始めて5年。
ランサーズと、知り合いからの紹介やご縁のおかげで
なんとかマンガとイラストで生計を立てていた
しかし、
月の売り上げが安定しないこの働き方は長くは続けられない…
働き方に対する危機感を、結構本気で抱いていた。
何か突破口が欲しい…
そう思っていた時に、研究員制度を知る。
第一志望:福岡離島DX企画
研究員制度の募集の中には、多様な指定企画があった
その中でも特に惹かれたのがこの
【福岡離島DX】企画✨
福岡市との共同企画というインパクト
離島という非日常な響き…
そして能古島ー
コロナ前に親しい友人たちと訪れたことのある島。
あれは夏の晴れた日
照りつく太陽を木陰で避けながら
渡船場からアイランドパークまで3人で歩いた。
なーんにも押し付けてこない
ゆったりした自然の空間。。。
結構長い時間歩いたと思うけど、
つらかった記憶はない
山頂のアイランドパークも自然がいっぱい
キレイな花々がたくさん
うさぎやヤギなど動物までいた!
小田和正好きの友人が、
小田和正も訪れたことがある島ということで
現地に行けて喜んでいた
そんな
いいイメージしかなかった能古島🏝
しかしコロナの影響で能古島の観光客は激減。
この企画で現状を聞くまで知らなかった。。。
あの楽しい思い出をくれた能古島を応援できる企画✨✨
しかも福岡市との共同企画!(←ここも大事w)
絶対この企画には参加したい!!!
そう思って説明会を待っていた
説明会に参加しようとしたら、一日でオンラインチケットが完売!💦
仕方なく(おい)、天神のGallaryFで現地説明会に参加をした。
現地も座る場所がないほど満員の人だった
《研究員として現地にいるイメージを浮かばせる》
説明を聞きながらもうすでに
自分が指定企画にメンバーとして
参加している姿が浮かんだ
プロジェクトの説明をしてくれている
根岸さんってめちゃ説明わかりやすいな
と思いながら妄想を膨らませる
離島DXのテーマの一つが「ワーケーション」
ワーケーションというのは
ワーク✖バケーションで
非日常の場所で仕事することで
マンネリから解放され
リフレッシュすること
自宅オフィスでパソコン&液タブと
向かい合い続ける生活だったので
ワーケーションって
一回やってみたかったんだよね~✨✨
研究員期間中は、
能古島アイランドパーク内の高級感あふれる宿泊施設
villa防人にも泊まれるということで
宿泊体験も非常に楽しみだった✨✨
説明会後、早速研究員制度へ応募
合格通知を今か今かと待って、、、
晴れて、離島DXメンバーになることができた!!
メンバーになれたことがわかったときは嬉しくて
一緒に能古島に行った友人二人にも報告をさせてもらった♪
《目的》
振り返ってみると目的は大きく3つあったように思う
・イラストや漫画で能古島を盛り上げる!
・何かしら役に立てるようにする!
・どうやって盛り上げていくのか、を体感!
この3つを振り返ってみる
◆検証したいと思っていたこと
とにかく問題点は、観光客が減ってしまって
島の未来の存続が危ういということである
フリーランスの力で
観光客が減ってしまった能古島に観光客を呼び戻せるのか?
そして、能古島の魅力を再発掘しPRすることができるのか?
また、イラストや漫画で何か力になれることはあるのか?
このあたりが検証したかったところだ
企画が始まったときは、一体どうやって
若者に訴求できる魅力を発掘するのか、未知数だった
個人的には、その土地の歴史とか由来とか
そういったものに興味があったので、歴史を押し出す…といったアイデアは浮かぶのだが、若者に、、、となると、ちょっとわからないなぁと(笑)
しかしさすが離島DXのリーダーたちである✨
島の視察と島民さんとの対話の中で
バッチリとPRの方向性を決めてくれたのであった
それが【日本一チルな島】🏝
能古島にはすでに魅力がある
その魅力を受け入れられやすい形で組み立てなおす✨
能古島を若者に訴求できるか?
新しい観光客が増やせるか?
これがプロジェクト全体で検証したい内容だった
◆研究活動の概要
日本一チルな島としてアピールすることになった能古島🏝✨
そもそも日本一チルな島というコンセプトになった経緯は
リーダーのシモカタさんがとても分かりやすく書いてくださっているので
是非ご覧ください✨(めちゃ勉強になります)
この方向性を受けて、
個人的に計画したことはこちら
①アイデア出し
②リーダーからの方向性を聞く
③その方向性に沿ったアイデアを更に考え提案
④夏、秋、冬と季節ごとに島に訪れてみる
⑤形にする
◆結論と根拠・気づき
結論から言うと、
あまりイラストや漫画というポジションからは
お役に立てなかったと思う。
というのも本業がありがたいことに
忙しくなったのが理由の一つ
もう一つは、
チルってのが結構つかみづらかったのである!(笑)
チルとは…?とまじめに考えてる時点でチルではないし(爆)
チルという言葉自体がほんわかしたものであるがゆえに
一人ひとり、チルのイメージも違う。。
一度、能古島のワーケーション体験を
マンガで表現しようと試みたのだが、
全くチルっぽくなくなってしまい(笑)
描き直そうとしているところである💧
おかげで「チル」とは何ぞや?
と今一度考えるきっかけになった(笑)
《チルとは》
わたしが全く「チル」をつかみかねていた中
離島DXプロジェクトではどんどんチルが具現化していった
チルな「雰囲気」というのを
このプロジェクトでは
どう打ち出していったかというと、、、
少しくすんだような、暖色系ではなく寒色系で
暖かい、けれど落ち着いた、、、
そういう【イメージ】で統一させたのだ
ほうほう、これが「チル」い感じなのかと
個人的には、寒色系よりは暖色系、暗いよりは明るいが
好きだったので、全くの逆である(笑)
自分にはなかった感性でHPやインスタの投稿が完成されて行く様を見て
オシャレ感ってこういう風に出せるんだな~と
デザイン的な見識が広がった
そのイメージのシェアを受けて
ワーケーションでも、チルっぽい写真を
なんとかかんとか撮ってみたところ
HPやインスタで使ってもらえた!
ちょっとでも役に立てたのが
うれしい瞬間だった✨✨
《マンガのゼミでも聞いてみた》
さてさてチルっぽい表現、落ち着いた表現って
マンガでどう表現したらいいもんだろうかと思って、
毎月参加しているマンガのゼミ #MANZEMI でも質問してみた
すると先生からは
ずーと落ち着いていても
実は落ち着いた雰囲気は出せない
緩急があったり、激しさの中にふっと安らぎがある時に
落ち着いた感じが現れてくると教えてもらった
そういう意味では…
都会が見える能古島
都会のすぐ近くにある離島…
究極の「ある」と
究極の「ない」
これが同居している離島だからこそ
「チル」って言うのが実感として染み入って
成り立つのかもしれないと今書きながら感じた
《能古島で毎季節、ワーケーションした氣付き》
ほぼ毎月能古島に通って宿泊してみた
夏。
友人とアイランドパークへ訪問。(8月)
暑い。とにかく暑い。太陽が近い
水という水が穴という穴から噴き出続ける…(笑)
アイランドパーク内のうどん屋さんがオアシスだった(笑)
友人の5歳のお子さんも一緒に来てくれたのだが
初めてのフェリー✨に初めてのアイランドパーク✨で
非常に楽しんでくれていた嬉しかった
お子さんと一緒に日帰りで旅行気分を味わえる島だなと思う🏝
あと、虫が多いね
虫も好きなお子さんだったので、
虫が大きいのにも喜んでくれていました(笑)
(能古島のバッタはマジで大きいですw)
初めてVilla防人に宿泊して、すごく感動✨✨
入ったときにはすでにクーラーが利いていて、心遣いにも感激…
そして、なにより
アイランドパーク内のスタッフさんたちがすごく優しいのだ。。
沁みる、、、これは沁みる、、、
チルは、優しさでできている✨✨
ちなみに夜、ブラインドを下ろさないでいると、
明かりに集まって窓に虫さんがたくさん張り付きます(笑)
秋。
秋のアイランドパークはめっちゃ空いていた。(9月)
貸し切りかな?というくらい。
ちょうどコスモスが咲く前の季節だったからかもしれない
暑すぎる夏と違って非常に過ごしやすい季節
色々とちょうどよかった
虫的にはバッタがたくさん飛んでいた(笑)
秋の宿泊時には旦那さんも一緒に泊まることができて
(説明会のときから一緒に行きたいなと思っていたので)
嬉しかった
(旦那さんは、実はそれまで二回、
能古島に来る予定にしていたのが二回とも来れなくて
この秋で「三度目の正直」!
無事に上陸できました✨)
villa防人に今度は二泊♪
一泊だとせわしなく堪能できずに終わってしまうが
二泊すると空間を味わう余裕ができる
特に、、、夜は
秋の満天の星空を見ることができる
本当に星がきれいだった。
アイランドパーク夜のお散歩、かなりオススメである
冬。
冬は結構着こまないと寒い。
villa防人の大きな花畑には
来春に向けた菜の花が植えられている。
宿泊も、もう3度目ということで
すっかりベテラン(?)である
毎回、villa防人内に感じられる
細やかな心遣いの数々にほっこり感動する…✨✨
宿泊時は、ワーケーションの名の通り
不本意にも(笑)仕事で缶詰だったが…
ワーケーションをしまくるという
なんとも貴重な体験をさせてもらった
そして、冬は虫を見かけない!!!
窓にも虫がつかない!!!(笑)
虫が苦手な方は冬の能古島をオススメします✨
冬のワーケーションでは
プロジェクトメンバーの方々と宿泊の日程を
かぶらせてみた
秋までは、若干みなさんの宿泊日程とズレた日に
ワーケーションに行っていたのである
(たまたまではあったんだけど💦)
けれど、ラストの冬では。
villa防人で夜の3時くらいまで
プロジェクトリーダやメンバーの方と晩酌でき
すごくいい体験になった✨✨
やっぱりリアルで会ってお話聞けると全然違うなぁと。
オンラインの時代にはなったけれど、オフラインは必要であることを実感。
こんなことなら、最初からがっつり宿泊日重ねておけばよかったかな(笑)
パリピみたいな人やバリバリの有能フリーランサーが
多いのかと思いきや
あまり外交的ではないわたしにも関わってくれて
プロジェクトリーダーさんたちや
メンバーさんたちは本当に話しやすい人たちが多かった
人それぞれ、色んな状況があり、きっかけがあり
研究員に参加していた。
また、研究員制度に対する思いも聞かせてもらえた。
リアルで話せるのは、いいなと思った
そして、ごはんがおいしい
素材がおいしいからなのか、
アイランドパーク内のご飯がとにかくおいしい。。
しかも、そのおいしいご飯を
レストランから宿泊先のvilla防人まで
持ってきてもらうこともできるのだ
至れり尽くせり…
思い出したらおなかがすいてきた。。
《全体を通しての氣づき》
【楽しみながら改革する】
これが今回の離島DXプロジェクトの醍醐味だったように思う
わたしは、「何か役に立たねばならぬ!!!!」と
力みすぎていたのかもしれない
どれくらい真面目に、どれくらい楽しんでいいのか?
最初は測りかねていたけれど、、、
研究員期間が終わるころに、
「あぁ、ただ楽しんでいればよかったんだな」
と氣づかせてもらった感じである
楽しむ、楽しみながら改革する✨✨
わたしは楽しむのが実はちょっと下手だったかもしれない
だけど、能古島のチルな雰囲気に触れて
それでもいいんだよと
逆に言ってもらったような感じだ
リーダーさんの性格も一人一人本当に個性があって
それぞれの個性でOKの雰囲気があった
ちなみにわたしは、リーダー同士でいじり合ったりしてる光景を見るのがとても好きだ(笑)
◆研究に関する考察・これから
<考え方・価値観>
・チルのイメージが広がった
・ワーケーションを体験できた。たまにくらいでいいかな。すごくリフレッシュにはなる。切迫感が消える。
・洗練されたイメージの統一感、ブランディングについて現場で感じさせてもらった
・楽しみながら、できることを✨✨
・イベントを開くことでやはり一つ大きな集客になる
・能古島にいる人たちの心の温かさ
・役に立てなくてもOK
・思いの強さが何よりも大切である
<具体的な成果・仕事・働き方への影響>
詳細な成果はちょっと得意ではないが振り返ると
・観光客が増えた(特に若者が増えた)
・能古島の存在を知らなかった人が能古島に来た
・3日前にイベントを知って単身弾丸でワーケーションフェスに来られた方もいた(たまたまバスで隣になってお話した)
・HPを見て、急遽能古島に行った若者も
このように、たった6か月の間でも
認知の幅が広がったのが数値的にも現れた✨✨
さすが、やはりチルというのは刺さるのですね~~
チルを求める人の感覚を見事に
HPに表せていたのだなと感じた✨
◆全体振り返り
まず、離島DXのメンバーとしてかかわれたことが非常にうれしく思う
前半はリアルで絡めなかったけど、後半ではリアルで絡めることも増え
より一層プロジェクトに参加しやすくなった✨
一人でできることは限られているが
多様なスキルを持った、想いを持った人たちが関われば
短時間で素晴らしいものが出来上がる
メンバーの中には、カメラマンではないけど
写真を撮れるようになりたい初心者カメラマンなどもいて
このプロジェクトを通して
新たなスキルを身につけた人も多くいるようである
わたし自身も
壁画塗りを体験させてもらったり
ワークショップを体験させてもらった✨
プロジェクトを通して成長していく
関わりが増えていく
プロジェクトの成否は、もちろん大事だけれど
そのプロセスの中ではぐくまれるものこそが、、、
一番大切なのかもしれないなと思った
能古島プロジェクトはまだ終わらないというお話も
ちらと耳にしたので
まだ関われることをうれしく思っている
今度は自分のスキルをもっと生かせるといいな
◆その他
研究員である6か月の間
新たな環境として起業塾にも飛び込んだ
能古島でワーケーションしながらZoomに入ったり
そこで能古島のことを少し伝えられたり
また起業塾の中でも地方創生に興味がある方がいて
能古島の事例を共有することもできた✨
地域を活性化したいと思っている人が結構いること
そして、地域活性化の活動は人生の豊かさの深みや幅を
広げてくれる活動だと実感した6か月だった
リーダーの皆さん、メンバーの皆さん
ありがとうございました✨
これからもどうぞよろしくお願いします♪
長くなってしまいましたが
ここまで読んでくださったあなたにも
心からのありがとうをお送りします🍀✨
ありがとうございました^^✨✨