ネーム講座を受講して感じていること
絵を仕事にしたいと思い続け、掴んだマンガ家になるチャンス。初めての仕事は、難しい「悟り」教育コンテンツの内容をわかりやすくマンガにするというものだった。
そこからというもの、誰かが「描いてほしい」と依頼をいただいたものを描き起こし仕事にしてきた。いわゆる広告マンガ的なものである。
もちろん、絵を仕事にできている喜びはあったものの、徐々にオリジナルのストーリーを描きたい気持ちが膨らんできた。
しかし、目の前の仕事を優先して、なかなかオリジナルストーリーに着手できないまま、時間が過ぎていった。
MANZEMIのネーム講座との出会い
そんな時にひょんなことからとある講座を発見した。
それはMANZEMIのネーム講座。
noteをネットサーフィンしていたら(?)過去に受講した方が記事をあげていた。ネームを書く能力について描いていた記事だったと思う。そこで絶賛されていたのがMANZEMIのネーム講座だったのだ。
「あの講座は大変素晴らしかった」
へぇ~どんな講座だろ?
早速調べてみると、なんと来月(2021年11月)から14期が開催されるというTwitterを発見!
え!?今もやってる講座なんだ!と思ったと同時に
なんかすごそうな内容だな…と面食らったのである。
概要の中に羅列されている内容一つ一つがどれもヘビーというか深そう&全然知らないものばかり。
得るものがかなりありそう、、、
うぅむ、、、気になるぞ・・・
どうする・・・どうする・・・?
とりあえず旦那にMANZEMIのリンクを送って相談してみました(笑)
迷ったとき、旦那によく相談します(笑)
よく、何かを決める時、引き戻されるから家族には相談しないほうがいいというのを聞きますが、私は逆に、迷ったときは相談しちゃいます。
すると、、、
「講座がまだある時に受けといたほうがいいよ」
と、そう、背中を押してもらったのです。
確かにそれもそうか…と
かなりチャレンジングだったけど受講を決意しました!
今まさに受講中の感想
そして、11月7日から14期ネーム講座が開始!
どんな感じなのかな~と思いながら入った第一回目。
受講後の感想は…
目からうろこが止まらない(笑)
落ち続ける(笑)
まさに私が表現できていないところが、
ばん!と第一回目から解き明かされており、
一回目を受講しただけで表現の幅広がっちゃったなと思いました💧
この講座は、絶対知識だけで終わらせたくない!と思い
課題と質問、そして作品アイデアも、きちんと時間を取って出すことにしました。
”作品アイデアやネームを見てもらう”
やってもらいたい。
特に私は独学の広告漫画から入ったので、プロに見てもらう機会が今までありませんでしたから、なおさらです。
しかし、正直、、、自分の考えたものを出すというのは、、、非常に恥ずかしい。。。
何を言われるかわからない、、、しかも、一緒に受講している仲間の前で…
けれど、、、この機会を活かせなかったら多分、もうずっと自分の作品は出せないであろう。
そう思い、完成度低いけど、出しました!
生で感じる①正解はない
二回目の受講を終え、課題や質問をぶつけてみて感じたこと。
その大きな一つが「正解はない」でした。
ちょっと今回、的外れな質問をしてしまい、、、思ったことがちゃんと言語化できていないこと(つかみ切れていないニュアンスを表現できなかった)ことなど、質問力を鍛える必要性も感じたのですが、
これも、とりあえず質問しよう!と質問したから得られた気づき。
さらに、回答や解説を聞いていると、本当に多様な正解がある。
えーこれ、どうなんだろう?と思うものでも、こういう目的からしたらいいですね、となる。
狙った目的さえ果たされていれば、そのどれもが正解となる。
そういった場面を目の当たりにして体験することで、
暗記教育で先生の求める答えだけが正解!それを導き出すために脳みそを働かせる、という根強い癖にも気づきましたし(恥ずかしい…)
もっと自分で考え、自由に表現していいのだ、という空気を吸わせていただいている、そんな感覚になりました。
肌で感じる②プロの技
私でも名前を知っているプロたち。すみません、名前の知らないプロたち。
そんなプロたちの描く漫画には、マンガを面白く表現する技術がつまっている。
たくさんの事例を見せていただくことで、プロにはプロたるゆえんがあるのだと肌で感じます。
絶対独学じゃわからん💦
ていうか、プロ、すごすぎ💦こんなプロたちが日本中うごめいているの??
なんだか途方もない気持ちになりました。物語の世界は、まだ発端にしか触れてないのだけれど、奥が深く、広く、少し身震いがしました。
出して気づく③投影
そして、、、とりあえず何かを出そう!と作品アイデアも提出して、講評していただきました!
そこで現れた、投影・・・
最近、やたらと身の回りでなじみのある言葉です。
現実世界は自分と分離されたものではなく、自分の内面の投影である、というあれです。
作家は、自分の内面を作品に知らず知らずのうちに投影してしまう。。。
いや、そういう投影がある作品の方が作家性が出て面白くなるのではありますが…にしても、未熟な内面がモロバレルっていうのは、非常に恥ずかしいことです💧💧
私は今回、悩み解決系ストーリーのアイデアを3つ出したのですが
これは私自身が何か悩みを抱えていて、それを解決してほしい、、、というのが投影されているのでは…ということでした。
あーなんかこれ…前にもあった気がするー!
記憶に定かではないのですが、あんた深刻なんだよ、とよく言われていたような気がします(笑)
にしても恥ずかしい💧
見つけてほしい、解決してほしい、というほのかににじみ出る依存…
文字に書くのは簡単だけど、それをストーリーに落とし込めるのかい?というイメージ力開墾の必要性
何かしら一皮むけないと、ストーリーが作れない…!?
それを感じた時に、見渡せば、世にあふれるマンガのクオリティの高さ…
フィードバックを受けて、なんだかたくさん課題を感じたのでした。
囲碁を学んでいたおかげで…?
でもここまでの気づけたのも、囲碁を学んでいたおかげもあるのかな~と思ったりします。
旦那が囲碁のインストラクターで、ちょっと面白い囲碁を教えているのです。どんなものかというと、人生が見えちゃう囲碁です(笑)
多分、囲碁をやっていなかったら、
気づきがつながりづらく、ショックから立ち直れていないかもしれないな…なんてことも感じたりしましたw
その道のプロに学ぶ
私がマンガを仕事にできたのには、運の要素が大きかった。
人に恵まれ、出会いに恵まれ、タイミングに恵まれたのがあった。
結果、良くも悪くも、プロに打ちのめされずにここまで来れました。
もちろん、仕事が続いているのは、クライアントさんに喜んでいただけるよう、常に期待の+αをしようと頑張った成果でもあると思うけれど。
だから”プロ”にふれるのがこわかった。
いや、本当に怖かった(笑)というか今後の講義も怖い(笑)
けれど、今、このタイミングで、プロに触れることができて
本当によかったと思う。
ここは失敗していい場です。失敗は成功の母。
失敗していいところで失敗することによって、失敗できないところで成功できるようになる。
そういってくださるプロ、喜多野土竜先生。
やはり、その道のプロに学ぶって言うのは、
すごく刺激的で、ショックが大きくて、謙虚な気持ちになる。
そして、その空気感を呼吸できる環境に身を置くことで
それこそ、新しい自由な芽が開花する予感がする。
なんか泣くことになりそうだな…という予感もする(笑)
長文読んでいただき、ありがとうございます!
引き続き頑張っていきます(笑)
また書きたくなったら、続きを書くかもしれません(笑)