就活で精神的に病みかけた日の日記

就活を頑張っていた日々の私のある日の日記
(が見つかったので、一応残しておきます)
#2020新卒 #就活 #就職活動

***

就活の面接を受けた後、いつも何となくとてつもない膨大な重くのしかかる虚無感に襲われる。

面接は遅刻せずに行けたし、相手の会社の方に失礼なことも言わなかったし、用意してきた私の素敵なガクチカエピソードもちゃんと話せたし、終始にこやかに笑顔をキープして過ごせたし、スーツもシャツもシワなく、ヘアセットもメイクも可もなく不可もないラインに整えて挑んだはずだ。

※ガクチカとは
「学生時代に力を入れたこと」の略。
私も就活を始めて、就活生の口コミサイト(「〇〇社の面接はこんな感じだった」と書き込むサイト)を見て初めて知った言葉。TOEICみたいな試験の一種だと思ったわ()


ちゃんと準備通りのことを全部した。

ちゃんと私の思い描く"就活生"に擬態化できた。

ちゃんと私の周りの人々が思い描く"就活生"に擬態化できた。

ちゃんと"社会"の思い描く"就活生"に擬態化できた。

なのに。
こんなに完璧に擬態化できたのに。

なのに、私は満足できず虚無感に襲われた。

いや、違う。

だから、だ。

私のしたいことではなく、"社会"の思い描く理想像がいつのまにか私の理想像になっていて、それを完璧にこなせばこなすほど、擬態化出来れば出来るほど、私は虚無感に襲われるのだ。

私は何のために生きているのだろうか?
私は誰のために生きているのだろうか?
私は"社会"のために生きているのだろうか?

面接官の求めているであろう答えを述べているうちに、面接官の求めているであろう"理想的な就活生"になろうとするうちに、私の中身もその薄っぺらい理想像に取って代わられたみたいだ。


あれ?
私って何だったんだろう?

"私"を求められすぎて、"私"がどんどんわからなくなっていく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?