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BEST SONGS OF 2022
リホです。
1つ前の記事で2022年のベストアルバムについて紹介しましたが、今回はシングル曲およびアルバム収録曲の中の単曲単位でのベストを選出しましたので紹介させてください。今回も16曲順不同となっています。
Måneskin - SUPERMODEL
今年来日し大きく話題となったMåneskin。シングルリリースされた楽曲はアップテンポのロックナンバー(Nirvanaのサンプリングかな?と思われる部分も)。歌詞にはセレブリティーに対するどこか皮肉的な描写を感じます。「スッキリ」出演時にもパフォーマンスした曲です。
Megan Thee Stallion & Dua Lipa - Sweetest Pie
Megan Thee StallionとDua Lipaのコラボ曲。Meganの今年リリースのアルバム『Traumazine』にも収録されている1曲です。ジェットコースターに乗っているかのような、軽快なフックが特徴的な女性主導のセクシーな楽曲。ティム・バートンもびっくりな(?)ファンタジックな世界にポカンとする男性達が面白いMV。(Meganの目から手が出る所こわい…)
Lizzo - About Damn Time
Lizzoのアルバム『Special』からのリード曲。アルバム自体も素晴らしかったですが特にこの曲、踊らずにはいられないディスコ調のポップナンバーです。清々しく踊るLizzoの姿に、嫌なこともかっ飛ぶくらいのパワーをもらえます。
Kendrick Lamar - The Heart Part 5
『Mr. Morale & The Big Steppers』のリリース前に先行して発表されたシングル曲。マーヴィン・ゲイ「I Want You」のほぼまんま使いのトラックにのせて歌うケンドリック。これまでにもThe Heartシリーズとしてリリースされた楽曲はありますが、なんといっても次々と顔が変わっていくMVに目が離せなくなります。
SiR - Life Is Good feat. Scribz Riley
R&Bアーティストの中でも定評のあるSiRの新曲です。ゆったりとしたサウンドにのせてスムーズに響くSiRの歌声に、ゆらめく炎をまったり眺めているようなイメージがありましたが、アートワークもMVも結構な勢いで車が燃えています…。ラッパーのD Smokeとは実の兄弟ということでも有名。
Marshmello & Khalid - Numb
今年の個人的夏ソング。突き抜けるような派手さはないけれど、緩やかに盛り上がっていく展開と爽快感がある曲。Khalidにしては高BPMめな曲ですが、フックでは甘い歌声が心地よく繰り返されて聴きやすい楽曲です。フェスのサブステージとかで音量控えめで流してほしいです(?)。
JUNGLE - PROBLEMZ
ロンドンのユニットJUNGLEによる両A面シングル。ディスコ調の2曲がどちらも素敵なんですがここでは「PROBLEMZ」の方を。じわじわと盛り上がっていく展開と、初夏の爽やかさを感じるサウンドが素晴らしいです。MVは2曲が繋がっているので是非まとめてチェックしてみてください。
Noconoco&Donatello - Vibration (Remix)
これが出たとき叫びました。元々2019年にリリースされたコンピ、『SHIBUYAMELTDOWN』に収録されていたDonatelloの曲ですが、これがライブバージョンだと途中でRemixに切り替わり「Still not a Player」ビートジャックになるのです…。リリック中の"I'm not a player, I just crush a lot"というフレーズの引用からと思いますが、好きな大ネタということもあり、このリリパに行かなかったことを大変後悔しておりました。お陰様で今年はヘビロテさせていただきました。
唾奇 & RAITAMEN - LIVING DEAD
はい、かっこよ〜…!疾走感のあるトラックに二人のラップが流れるように乗っていく、勢いのある曲です。唾奇ってなんでこんなにそつなくかっこ良いんですかね。RAITAMENの高めのフローもビートにマッチしており、二人でまた曲出して欲しいなと思いました。リリックの、PS5の所がツボでした。
guca owl - DIFFICULT
大阪府東大阪市のラッパーguca owl(グカール)のシングル。歌詞が聴き取りやすく、リリックに込められた言葉がより伝わってくるフローだなと思います。難しい状況こそ挑戦すべきという、奮い立たせるようなメッセージが響きます。西部劇のような渋いサウンドとMVが癖になります。
田我流 - VIBE feat. MILES WORD, 丸, SHEEF THE 3RD, DJ BUNTA
渋めでもう1曲。今年開催されたフェス、POP YOURSで披露されザワザワした曲。これでもかというオールドスクールなビートといぶし銀揃いの客演で紡がれるヒップホップアンセムです。お酒の席の勢いで、田我流自ら編集することになったという(!)MVも絶対チェックしてください。
Gucci Prince- WHY LOOKING DOWN BABY
Gucci Princeの訃報は衝撃的でした。彼の作るUKガラージの曲が好きだったので今後の活動も楽しみにしておりました。直近リリースされたのがこの「WHY LOOKING DOWN BABY」で、残されたリスナーに向けられているのかとも感じるリリックに心打たれました。ご冥福をお祈りします。
¥ellow Bucks - Remember (feat. TWO-J & MoNa a.k.a Sad Girl)
アルバム『Ride 4 Life』のデラックス版に収録された楽曲。これは私の個人的な話ですが、TWO-JもMoNaもヒップホップを聴き始めた初期の頃に聴いていたアーティストでした。¥ellow Bucksにとっても影響を受けたアーティストなのかなと推察し、この二人を客演に迎えたことにシーンと先輩アーティストへのリスペクトを感じました。
brb. & SIRUP - friends
シンガポールのR&Bバンドbrb.とSIRUPのコラボレーション。日本でも人気の高いbrb.は前から注目しておりましたが、音楽性としても間違いない嬉しい組み合わせ。 カラフルにアニメーションが展開するMVも可愛らしく、ゆったりとしたサマーソングに仕上がっています。
lil beamz - S.K
アルバム『LIL BEAMZ 3. 0』に収録された1曲。よく聴きました。自身に向けた内省的なリリックから出る叫びと感情の高低差がよくサウンドに合っていると思います。短い曲ですが、ハイパーポップの潮流と、アーティスト(または世代的な?)不安定さ象徴するような1曲に思えました。
Peterparker69 - Flight to Mumbai
本記事のためにシングルをピックアップしていたらTVから聴こえてきてギョッとしました。AppleのCMでした。採用した人に拍手を送りたい!折角なので新しいMVを…。JeterとY ohtrixpointneverからなるデュオによる楽曲。ショッピングモールで踊る姿が微笑ましく、逃避行をイメージしたというトロピカルなサウンドが気持ち良い1曲です。
あとがき
以上、2022年のベストでした。国内/国外は大体半々くらいになるようにしました。こうしてみるとアルバムの方は今年の傾向的にも結構人気の高い作品を選んでいたので、曲単位の方がよりチョイスが私らしくなったかな?と思います。
今年も沢山の楽曲に出会えて光栄です。読んでいただきありがとうございました。