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藤井風 “NAN-NAN SHOW 2020” HELP EVER HURT NEVER @日本武道館 の振り返り

10月後半はやはり、10月29日(木)に開催された藤井風の武道館公演が印象に残っています。抽選チケットに当選し、わたしにとっては半年以上ぶりの生のライブとなりました。ライブレポ&感想をまとめます。

藤井風?

岡山県出身で、1997年生まれのシンガーソングライターです。有名曲をピアノアレンジしたyoutube動画がヒットし、今年1月に発表したデビューシングル「何なんw」を筆頭に、続々と新曲やMVを発表しています。楽曲はジャズやクラシック、ポップ曲と幅広い要素を持ち、また、特徴的な岡山弁の話し方や歌詞がクセになるアーティストです。
初めて「何なんw」を聴いたときは歌詞の独特さとキャッチーなメロディにかなり衝撃を受けました。

演奏曲について

当日のセットリストを上げてくれている方が居たので引用させていただきます。

youtubeにも上がっている動画の中から人気のカバー曲数曲と、アルバム「HELP EVER HURT NEVER」の収録曲、さらに新曲2曲を演奏。まさか久しぶりの生演奏がおどるポンポコリンからとは思わなかったです。(笑)
やはりオンラインとは違って音に立体感が感じられるので、会場で聴ける音楽は良いなあ、としみじみ感じました。

ピアノだけの演奏から静かめにスタートし、バンドセットで盛り上がりを見せ、最後に「帰ろう」で締める流れでした。

コロナ対策

徐々にライブやコンサートも増えているものの、この時期の開催となると、気になるのがコロナ対策。今回の公演はそもそもチケットも一人1枚しか申し込めませんでした。また公演も2部制と説明があり、会場がどんな雰囲気になるのか気になりつつも楽しみにしていました。

実際に行ってみると、なるほど会場は1つ席を空けてお客さんが入っており、途中で換気タイムなる休憩時間(風さんのお色直しタイムも兼ねる)もありました。ライブというより舞台を観に来ているような感じがしてちょっと新鮮でした。

席がまとめて取れないため、同行者とは会場外で合流している方が多く見られました。意図したことかわかりませんが、やはり知っている人が隣にいないと会話も減るため、感染(飛沫)防止に繋がっているように思いました。

武道館だし、果たして会場のキャパ半分の客入れで元取れているのかしら?と思いましたが、あわせてオンライン配信やグッズ販売も行っていたので、まあ上手くできているのでしょう。

感想

youtube動画やラジオを聴いたことがある方はわかると思いますが、風さんの喋りがとにかくゆるいです。それに対して、ピアノを弾きはじめるとキリッと変わる雰囲気、圧倒的な歌唱力がギャップとなって彼の魅力を引き立てているように思います。

また、くすっと笑えるMCの中で急にグッと刺さる言葉を散りばめてくるので、自分の生き方や考え方を思い返してしまう場面もありました。(ちょっとコジコジのようでもあるなと思いました)

「特にない」のMCで話していた、"持っていないものや不足している部分にフォーカスせず、今あるものに目を向けよう"というメッセージが印象的でした。

ステージは会場中央に配置されており、曲によって各方面に対して演奏がされていました。拍手や指パッチン(本人はできないらしい)で参加を促し、観客が楽しめるような配慮も十分されていました。

本人のキャラクターや楽曲が幅広い人に響くアーティストだと思うので、これからますます活躍が楽しみです。



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