「サバイバルファミリー」を観て。

WOWOWでやっていた「サバイバルファミリー」を観た。

私はこれを観て、コロナウイルスのせいで変化してしまった私の生活なんて大した事ないと思えた

もちろん、人が亡くなってしまったり医療従事者の方達が大変な思いをされていること。
それらが大した事ない訳はない。

ただ、ありがたい事に私自身はそういった環境になく、外出自粛をする事以外は普通の生活が送れている。

私より大変な方達が大勢いる。
この事を理解した上で、変化してしまった私個人の生活も少しばかり大変だと思う事があったのだが大したことないと思えた。

今回はその理由を書こうかなと。


小日向文世さん、深津絵里さん夫婦。
息子役には泉澤祐希さん、娘役に葵わかなさん。

派手過ぎず、演技の上手さも相まって一般家庭のように見える俳優陣。
その俳優陣が生きる、"電気が消滅した世界"

前日まで使えていた移動手段となる車や電車が動かない。
時計・テレビ・スマホも使えず、時間を確認する事すら出来ない。

最初は困惑し、様々なトラブルもあり、その中で元々完璧ではなかった家族の関係に余計にヒビが入りそうになる事がある。

だが、人間とは凄いもので順応能力が高い生き物だ。
生き延びるために泥まみれになったり、水道水ではない水を飲まなければいけなかったり。
普段の生活では受け入れられないものが受け入れられるようになる。

そんな生活を見ていると、スマホが使えたり食料や水が問題なく確保出来ている今の現状がどれだけ幸せなことかと考えさせられた。

自由に遊びに行けない、仕事が慣れない環境下で行われている。

そんな事大した事なかったのだ。


最終的に2年以上、電気のない生活が続くわけだがその頃には家族4人含め周りの人達も皆、幸せそうに暮らしているシーンがあった。

コロナに関係ない話にはなるが、そのシーンを見ているとスマホだったりなんやかんやと、電気に関する技術の発展が本当に幸せな事なのかと、これもまた考えさせられた。

自然と共存し知恵を絞りながらの生活。
SNSなどではなく近くの人との繋がりを大切に出来る、そんな世の中の方が幸せなのではないかと。

ただ人間とは悪いもので得てしまった物を手放すことには弱い生き物だ。
私自身、今から「スマホを手放せ」「電気のない世界で生きろ」なんて言われたらその瞬間に絶望するはずだ。

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