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Photo by
masumi2021
忘れていたことがある。
”怒りの正体”
作品を手にしてくれる人がいて、喜んでくれる。
ささやかな発見があった時の”あ💡”。
そのためだけに考え、作ってきたのだ。
”こんなところに少しだけ色が覗いてる✨”
”前には無かった持ち手がついたね✨”
”このポケットあるのとないのとでは全然違って便利だね!”
”長く使っていて傷んできたけど修理は可能?手放せない。ずっと使っていたい”
(部品の交換などには実費送料がかかりますが、永久メンテ承っています🙇)
ちょっとした工夫が喜ばれたり、発見につながって会話が弾む。
嬉しくなる。
他とはちょっと違うねと言われることがとても嬉しかった。
使ってくれる人がいて、
喜んでくれる人がいて、
私はそのために作ってた。
そのはずだった。
昨日、お世話になっている方の言葉がきっかけでそれを思い出すことができた。
1年、2年、3年、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月…。
作品を生み出すまでの時間はそれぞれ違う。
アイディアとして形成、完全な形になるまでが、どれほどの苦しみであり苦労なのか。
全ては手にしてくださるお客さんのため。
1週間だ。
たった1週間で、そのアイディアが他人に消化されていく。
気づいたら誰のために作っているのか忘れるほどの怒りに変わっていた。
こんなにも苦労して生み出しているのにどうしてそんなに簡単に?
年単位、月単位。
一つの作品が完璧な形になるまでかかる時間はとても長くて険しい道のりでできている。