~研修会アシスタント~
こんにちは。
今日はKNERCで
「初歩の初歩から学ぶ脳卒中片麻痺に対するボバース概念」
ということで初心者向けの研修会にアシスタントとして参加させて頂きました。
改めて、アシスタントをして人に何かを伝えることって難しいなーって思います。
ボバースって
「難しいテクニック」
「とりあえず体幹」
「装具を使用しない」
「静的な場面が多く廃用になる」
「機能ばかりみていて、生活をみていない」
「触ってばかりで自立しない」
などなど、いろんなイメージが先行している印象です。
僕ももともとそう思っていました。
でも、今のボバース概念って全くの別物。
「神経学的根拠をベースに全身をみる」
「必要ならば道具をたくさん作る、使う」
⇒しかも、その人に応じてクリエイティブな発想で。
これはその場でホームセンターに行って作成しました。
「非常にActiveな治療」
座位で骨盤運動だけするなんてありえません!
「非常に明確な課題設定」
今週来られた方の課題設定は
・子供の靴を履かすときに手が硬くなると強く握ってしまい傷つけてしまわない怖いので、優しく足を支えられて靴を履かして一緒に出掛けたい
・妻に内緒で趣味のものをアマゾンで買ったときにそーっと段ボールを開けられるように、麻痺手で段ボールを押さえておきたい。
などなど、非常に具体的かつ、その方がリアルタイムに悩んでいる課題を設定します。
時には課題を設定するだけに90分以上かける場合もあります。
課題設定をより生活に沿った、より具体的なものにすることでモチベーションも違います。
「自立できるように触る」
セラピストが変化を出していないのに、「自主練習しておいてください。」
これは自立とは言いません。
セラピーの中でセラピストがしっかり触ることで変化を生み出し、その変化に患者さんが気付き、共有し、オーダーメイドの自主練習を提案します。
などなど、本物のインストラクターのもとで学ぶボバース概念は、これまでのイメージとは全く別物です。
とにかくぎゃんぎゃん言いましたが、はっきり言って手段・手技は何でもよく、患者さんの生活や生きがい寄り添えないのであれば、どんな神業テクニックも鉄くずです。
しかし、そのきれいごとを達成する為には圧倒的な技術が必要だと思います。
どっちやねんってなりますが、、、(笑)
アシスタントして人に伝える難しさについて書くつもりが、脱線しました。。。
明日もあるのでまた明日感じたことも含めて書こうと思います!