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01.ラズベリーパイって、おいしいの?

    小学校でプログラミング教育がはじまるらしい。そんなことを突然言われても、小学生の子を持つ私たちの世代は特別に専攻でもしない限り中学でも高校でも大学でさえプログラミングを学ぶ機会など無く、何の知識も持ち合わせていないことも多いものだ。

私の知識と言えば、ホームページを作りたいがために卒業後に身に付けたhtmlと簡単なJavaScriptくらいなものである。

良い機会なので、子どもと一緒にプログラミング思考を学べたら楽しいかもしれない。「お母さん分からない」じゃ悔しいではないか。

ガサゴソとネット上で情報を探り、「ルビィのぼうけん」を買い与え(もちろん私も熟読)、自分でゲームが作れるよ!とscratch(スクラッチ)をパソコンにダウンロードして遊ばせるところまでは上手くいった。だが、そこで行き詰まっていた。この先どこへ導けば良いのだろう?

そこで出会ったのが表題のRaspberry Pi(ラズベリーパイ)なのだ!おいしそうな名前だけれどお菓子ではない。教育で利用されることを想定して作られた安価で小さなコンピュータである。

ちょっと前に夫から聞かされて気にはなっていたのだが、Macのユーザーインターフェイスの快適さに甘やかされ、windowsのBIOS画面におののいてしまう私が手を出すことは少し躊躇われた。

しかし最近知ったことには、Raspberry Pi の代表的なOSであるRaspbian(ラズビアン)には Scratch と Maincraft Pi が最初から入っているというではないか!

Maincraft Pi とは。言わずと知れたゲームソフト「マインクラフト」の、なんと無償版なのである。今まさに我が息子がハマっているゲームではないか!

マインクラフトがスクラッチで動かせる?!

それが可能なら息子を魅了するのに十分ではないか。私もちょっとワクワクしてきた。

いきさつは、ざっとこんな具合だ。次回より私と夫と息子のラズベリーパイ奮闘記の覚え書きを残すことにする。


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