ドラえもんとヤクザもん
拳法に北斗と南斗があるように(?)、サービスにも陰と陽があるのだと思っている。
この気持ち(悩み)をどう例えればいいか……
「ドラえもん」のうたでいこうかな。
みんなが知っている、あのドラえもんの主題歌。
子供の頃、アレに「ヤクザもん」っていう替え歌があって。
両者の歌詞を比べると分かりやすい。
「空を自由に飛びたいな」
このお題に対し、
「はい、タケコプター!」
……と応えるのがドラえもん。
一方のヤクザもんはというと……
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「ほれ、空を飛ぶような気分になるクスリじゃ!」
こうなる(笑)。
ただね。
分かる人には分かると思うんだけど。
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実際によく売れるのは、クスリだ。
まじで。
何しろ、命題に対する成果が見せかけであろうと嘘であろうと何だろうと、大前提としてお金を支払ったお客様の満足がある。だから、お客様の声ももらいやすい。本気で感謝してくれているから。
「空を飛びたい」という命題にマジメに応えているのは間違いなく、タケコプターを出してくれたドラえもんである。けれど、実際に空を飛んだことでお客様が満足してくれるかどうかは未知数だ。
かえって「いきなり空中に舞い上げられて、怖い思いをした」「安全対策がなってない!」などとクレームをつけられるだけかも知れない(笑いたいが、笑えない)。
マーケティング論的にいえば、ヤクザもんの方が顧客インサイトを掴んでいるのだと思う。
「空を飛びたい」という言葉の奥にあるお客様の本当の望み(顧客インサイト)は、あくまで高揚感や達成感――つまり「お空を飛んだような気持ちよさ」であって、落ちたら死ぬという怖さまでを含む「空を飛んだ経験のすべて」ではないのだと。
自分のサービスも、いま、岐路に立っている。自分が提供するネーミングのサービスにも、この類のズレがあることをひしひしと感じていて。
来年は、このズレにどう折り合いをつけるか、かなあ。
幸い、サービスも自分で開発しただけだし、そもそも事務所を借りてすらいないから、じっくり続けることは可能なんだけど。
おまけ
これは愚痴(笑)。
みんな、生成AIでかわいい女の子の画像とかつくってるけど、オレの場合、「こういう画像をお願いします」とプロンプト書いてもお断りされることが多い。いったいどうなってんだ?
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「ヤクザ」はダメらしい……せや!
「白い粉」もダメなのか……
しょーがねえな……
こんな面倒くせえポリコレの申し子みたいなシステム使って、まともに面白いモン創れるわけねえと思うんだけど……