今日も今日とて気まぐれに 3
こんばんは。司法試験浪人です。
今日は勉強しようにもお腹の不調と倦怠感とでうまく続かなかった。こういう日はぼんやり考え事をしながら休むに限る。
昼寝、読書をしつつ、いけると思った時に基本書を開き、制限時間を決めて勉強をしました。ストレスでお腹にまで不調がきているので、数日間休んだほうがいいのかもしれません。
今日考えていたのは、日本の失敗の歴史についてです。小さい頃に読んだ特攻隊の本の内容が忘れられず、今でも第二次世界大戦での日本軍の失敗のことを書いた本を読んだり、自分なりに考えたりします。
日本は武器・弾薬の基礎となる資源が、敵国と比べて圧倒的に不足していた。だから負けた。多くの死者を出してしまった。資源が不足することくらい、開戦前にわかっていたはずです。資源が不足すれば、攻撃能力は衰えていきます。物資の輸送にも苦労します。資源に乏しいことは、戦争において極めて不利な要素です。
この無謀と言える戦争において不利益を被ったのは、国民です。空襲で家を焼かれ、家族を失い、生命を失い、生き残ったとしても将来の可能性を奪われました。第二次世界大戦は、大日本帝国を導いた、限られた割合の人間たちのせいで、他の大多数の国民が大きな不利益を被るという構図だと理解しています。
敗戦の要因は種々あると思います。諜報・情報分析がお粗末で、正確な戦況を把握できていなかったこと、兵站を無視した作戦を立てていたこと、暗号が解読されていたこと、などなど。
こういった失敗を、現代の日本は教訓として活かせているでしょうか。
例えば、新型コロナ感染症対策はどうでしょうか。コロナに対応する医療従事者の数や病床数を増やしたり、患者を早期発見するために検査数を増やしたりといった対策を採るには、それなりの予算が必要です。適切な予算は配分されていたでしょうか。医療従事者・看護師の数、すなわち人的資源が足りず、病床が逼迫したのなら、今後、医師・看護師の数を増やす計画は立てられているでしょうか。
失敗を見つめ直すのは、個人にとっても、国家にとっても苦しいものだと思います。でもそれを怠ると、同じ失敗を繰り返してしまいます。
個人的には、毎日決まった時間に起床したくても、30分から1時間遅れて起床するという失敗を繰り返しているので、失敗の要因の分析・改善策の立案・実践の試行回数が足りないのでしょう。
これから、日本の行政や立法の動きを見つつ、分析して、自分なりの意見を持てるようにしていこうと思います。何につけても、まずは読書・思考です。
財政の健全化についても考えてみたいです。新聞で読む限り、日本の株式市場が、日本の経済の実態と乖離していると言われていますが、どうしてそうなっているのか。そうなると何が問題なのか。
内閣の解散権について考えるのも面白そうです。日本は、議会制民主主義を採用する他国と比べて、行政機関のトップが任期満了を待たずに変わりやすいと感じます。これによる利点はあるのか、弊害はあるのか、原因は何か、いずれ考えてみたいです。
株式市場で限られた人間が儲かることと、自民党の総裁選において国民のごく少数が権力闘争に参加・投票できることとが、どうも似通っているように感じるので、このモヤモヤを言語化できたらいいと思います。
でも、まずは司法試験の対策を進めないといけないです。頑張ります。