スポーツアスリートとお酒の席@老舗のbar
昨日は行きつけのbarでちょっと一杯。
隣に座ってたおじさん(フカイさん)が野球の元実業団プレーヤーとのこと。
当時の甲子園常連校出身で、部員は1~3年生まで合わせて800人居たらしい。
え?マジ?絶対盛ったやん。
そんなところでレギュラーだったらしいが、肘と肩を痛めて選手生命終了。
んで、barのマスターはこれまたソフトボール経験者だったみたい。
ところが僕は12球団すらまともに言えないレベルの知識薄。
まあまあおじさんの僕に「若造」と言いながらお酒をご馳走してくれて一緒に飲んでた。
はじめまして、やけど? 大丈夫?
フカイさん「当時はなかなか頑張ってぼちぼちやけど活躍してたんやで」
んー、謙虚な人だなと思った。
そこへ、
マスター「言うても、フカイさん、この前ベロベロでバッティングセンター行ったら全然打たれへんかったやん!俺ぐらい下手やったで!」
いやおもろい。茶化し過ぎ。
この会話聞いててふと思った。
どんなに年取っても身体に染み付いた鍛錬が感覚を呼び覚ますんだろう。
でも身体は酔っ払ってるから感覚に付いていってない。
結果打てない。
そう言われて笑い飛ばしもせず、不甲斐なさを滲ませるフカイさん。
今もなおアスリートのマインドが残ってるから、"悔しい"って感情になったんだろうな、きっと。
マスター
「でも野球とソフトボールじゃ全然違うから。
野手の捕球の仕方でも違う。野球は一塁へ投げるために右から迂回して捕る。
ソフトボールは狭いから直進せな間に合わん。
ピッチャーからの距離も違うから、バッティングも別競技なぐらい感覚違うで。」
少しヘコんでるフカイさんを優しくフォローするマスターの話すら僕は興味深かった。
・大人の社交場の気配り
・突き詰めた人たちの特有のフィーリング
・ある分野で突出した人たちは会話をはしょれる共通感覚を持ってる
大人はこうやって夜な夜な楽しい時間を過ごしてるんだなぁ。
濃密な学びの空間でした。
楽しかったからまた行こ。
フカイさん、ごちそうさまでした。
最後までお付き合いありがとうございます。
今日も素敵な1日を。