書き散らし

・躁鬱の気有り。方方からの指摘、及び自覚有り。然して、この心身乱高下をそうだそれだと認めてしまえばそれを免罪符にいよいよ社会にしがみつくことは叶わないだろう。私はとにかく怠惰だ。幸いにも五体満足で生きているが、それを有意に扱うことはできていない。そのことを理解している故に、専門機関に掛ることはしていない。今時、医者に行けば軽度であれど病気は病気とされてしまうし、手帳があるとて生活が苦しくなるのは目に見えている。病気を病気と言い張り様々な免除を受ける自由はあれど、生活が保障されるわけではないのはなんとなくわかることだ。如何ともし難し。

・僕らというやつらは、己の望むものが何か、わからないまま生きている。本当の意味でこれらを見つけている奴らっていうのは、本当に居るのだろうか。少なくとも、低空飛行で生きている我々のような生物は己の欲求や為すべきことっていうのを一つも理解しちゃいないのではなかろうか。私も見つけることのできていない。思うに、己がやるべきことを明確化するには己の人生、自分が歩んできた人生や吸収してきた事柄から構成する「独自路線」が社会のニーズに合っている必要が大きいと思うのだが。

・結局の所、世の遍く物総ては棒と穴、そしてそこから生じた存在に帰結するのだ。棒と穴、精子と卵子、肉体と精神、生命と空間。土台と座乗。物質と理屈。鼓動と鳴動。躍進、避難、喝采、悲嘆、隘路と広場。狭小な夢現。

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