愉快に生きる、そんな達人へと。

前回「負けてもいい。むしろ勝ちたくない。その外の世界で面白おかしく愉快に仕事がしたいだけなのだ。」と知った。

じゃあ、勝負の外の世界で愉快に仕事をするには、どうすればよいのだろう?

資本主義社会が、当たり前のなか、その外にどうすれば出られるのだろう?わたしはフリーランスと呼ばれる働き方をしている。だから、競争の世界のまっただなかにいるようにも思う。しかし、実際は真っただ中にいると思わなければ、瞬時に外に出られるのだ。競争のそとに。いまひとつ浮かんだアイデアがある。

自分が競争をしないということ。周りと自分を比べないということ=自分を目立たせたりしないこと。自分のやりたいようにやればいいのだ。

もちろんビジネスだから、大前提に「求められているサービスや商品を提供する」というルールは守らないと成立しない。お客さんも来ないだろう。

だから、この大前提のルールに則りながら、他社や他のフリーランスより目立とうとしないこと。身をひそめるのではなく、比較しないこと。これが重要のように思う。自分の直感を信じるのだ。競合他社比較など糞くらえだ。

うーん、この極端な言い方だと、少し語弊を生むようにも思う。他のフリーランスよりも、安くする、目立つ色合いを使う、誰も使っていないデザインや文言にする。これも、一つの手だろうし、これが競争というものだろう。だから、大勢が集まり同じサービスを売るなら、競争するのは仕方ない。心が乱れない競争なら、それはそれでいいと思うし、心底愉快には働けないが、お金がどうしても必要なとき、場数を踏みたいときにはひとつの手段なのだと思う。ハサミも使いようのように、比較も使うようなのだ。

じゃあ、愉快に仕事するにはどうすればいいのか?

また同じ質問に立ち戻る。わたしのなかに出た今の段階で出たものは、「そもそも、これ考えているとき、この問いの回答と向き合っている今って、愉快なのか?」という問いと、実践レベルのタスクや思考だと

・競合他社を見ない、参考にしない
・我が道を行く
・とことん顧客の求めているものを突き詰める(そのなかで自分に応えられるものを探す)
・数を打つ

ただこれだけのように思う。

愉快に仕事をするには?の問いへの回答にはなっていないようにも思うが、不快な仕事をしりぞけるという問いへの回答には、なっているように思う。

愉快に仕事をするには?

他の人がしてないからそれをするのではなく、負けないために勝つためにそれをするのではなく、「顧客のためになるからそれをする」「顧客を喜ばせたいからそれをする」がいいのだろう。

しかしその顧客のために一生懸命になりたくないということもある。そのときは、きっと値段が適正価格じゃなかったり、そもそも苦手なことをやっていたり、修行が足ていなかったり(急ぎ過ぎて身分不相応の報酬を求めたいたり)、思い詰め過ぎていたり、はたまた、自分が負けていると無意識のうちに勝負の土俵に上がっていたり。

顧客を喜ばせたくないと思っているときは、顧客やその周辺に怒っているのかもしれない。

愉快に世界をとらえる、愉快に世界を生きる、そんな達人になりたい。

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