今日も生きてる(き～んよ～)

そらそや。
生きてるわ。
しかも、すこぶる元気やん。
朝からプールに行き、１時間ウォーキング～の
ビート板で泳いできた。
顔を水につけずに泳ぐのは、なかなかしんどい。
でも、眉毛無くなるのも、水が顔につくのも嫌。
入ってきたオッサンが、いきなりプールで
手鼻で鼻水をかんだのを見たせいもある。

プールが終わって、チャリに乗ってたら
小学生が横に来て
なんかよーわからんけど、競争になった。

日傘を片手にオンボロ自転車は、かなりハンデ。
しかも、風つえーしー。

皿回しをしながら、チャリに乗ってる気分って
わかるかな？
わし、もしかしたら皿回しできるか？
やるか、大道芸。
夢はふくらむ。

あ、ちなみに小学生には一度抜いたけど、
最後に抜かされたので、わしの負け。
少年よ、君は強かった。
完敗したぜよ。

その後、顔はブサイクやけど薬は効く耳鼻科に
行って来た。
母や友人が言うには、行くのが嫌になるぐらい
らしい。
わしは、見たくないもんは目の前にあっても
見れないので、まだ見てない。
いつ剃ったかわからん髭に、はち切れそうな白衣
髪の毛はボサボサ。
大体、わしの母はブサイクにはきびしー。
母は、若い頃綺麗やった。
が、今は「シロクマ」とわしに呼ばれてる。

今年の正月早々、シロクマが
「お母ちゃん死んだら、着物着せて欲しいねん」と
言って来た。

わしは、即答で
「やめときぃ」と答えた。

予想外の返答にシロクマは慌てて
「係の人が着せてくれるんやでー」と必死に言ったので

しばし考え「…………………やめとき」と丁重に断った。

しかも、わしはちゃんと代替え案まで用意
「シロクマのパジャマにしぃ、楽やで」
「しかも、笑いも取れるやん」

母シロクマ絶句

仕方ないから
「パンダにするか？」と言ったら

母シロクマ、目を輝かせて
「そんなんあるんか？」と聞いてきたんで
「ある。どっちにするか、考えときやー」
正月にする話かっ。
なんだかなぁ～、と思いつつ。

シロクマには、長生きして欲しい娘であった。