言葉と言霊

Michiko.@ボディワーカー×セラピスト

2024年9月9日 06:12

言葉とは、口で言ったり文字で書いたりしたもの。
つまり、音や文字で意味を伝えるもの。

霊とは、魂。精神的本体。
つまり、目に見えないもの。波動。エネルギー。本質。

言霊とは、言葉に宿る霊力。古くから信じられているもの。
つまり、思想。

きっかけは友人とのやりとり

この記事を書こうと思ったきっかけは友人とのやり取りです。
わたしがブログで表現した言葉に対する彼女のフィードバックでした。

“「馬鹿」よりも「好き」とか「好物」って言葉を使ったらどうだろう？”
“「ばばあ」も卒業だね”

…と。

理由は「言霊」としてネガティブだからでしょう。

たしかに
彼女のフィードバックはごもっともだと思いました。
しかしわたしは
「馬鹿」も「ばばあ」もネガティブな意味で使ったわけではありません。

「馬鹿」は『ドクターX』のワンシーンをオマージュしたポジティブな意味ですし、「ばばあ」は自虐的にブラックユーモアとして使用してるので実際の自己評価を下げてるわけではありません。

現にわたしは施術者として現場に40年立ち続けていますし、
自分の年齢を恥じたことは一度もありません。

むしろ、誇りを感じています。

言葉ほど曖昧なものはない

メラビアンの法則というものがあります。
コミュニケーションにおける言語と非言語の割合を示したものですが、
それによると
言葉　7％
音や抑揚　38％
ボディランゲージ　55％
になります。
つまり、言葉そのものが占める割合は1割にも届かず、
伝達手段のほとんどが
非言語コミュニケーションによるものであるという法則です。

一つの言葉には一つ以上の意味があります。
発した言葉がどういった意味を伝えているのか
非言語で汲み取ることができます。

文章の場合には全体の流れや前後の脈絡などで
意味をほとんど正確に捉えることができるでしょう。

しかしもう一つの側面として
言葉は受け取った人を映し出す鏡という役割もあります。

言葉そのものに霊力が宿るわけではない

音＝周波数ですから
言葉そのものに霊力が宿っているという考え方も
間違いではないのかもしれません。

しかしわたしは
その考え方にいささか疑問を持ちます。

冒頭に記したように
霊とは魂、精神的本体、波動であり
その質やレベルを図る目安は「感情」です。

つまり、
感情を表す手段が言葉であり
言葉に感情を乗せたものが言霊です。

言霊の力とは言葉そのものではなく
言葉に乗せた感情（波動）を指しているということです。

言霊の力は自分次第

言葉自体はニュートラルです。
それ以上でもそれ以下でもありません。

言葉の役割は、意味を伝えることです。

しかし言葉に感情（霊）を乗せると
言霊としての側面が生まれます。

その人を映し出す鏡としての役割を発揮します。

わたしがポジティブな感情を乗せて発信したにも関わらず
友人はネガティブな言葉として懸念しました。

それは今、彼女自身が「言葉」に注意を払い「言霊」によって
より良い自分に成長するプロセスにいるからこそ
反応したことでした。

昔、小林正観さんの「ありがとう」の奇跡を実験したことがあります。

最初は感情を乗せなくていい。
なんならネガティブな思いのままでもいい。
とにかくひたすら「ありがとう」と唱え続けると奇跡が起こるよ。
というものでした。

100回、1000回、10000回・・・
壊れたレコードのようにただひたすら「ありがとう」と繰り返していると
ある瞬間から感情の高ぶりを覚えて
喜びとともに泣きながら「ありがとう」と言えるようになりました。

「ありがとう」という言葉の意味を受け入れ、
自分の感情が乗った瞬間です。

自分の魂が宿って言霊に変化した瞬間です。

もっと別の言い方をすれば、
潜在意識が「ありがとう」の波動に書き換わったということです。

潜在意識が「ありがとう」の波動を受け入れると
現実世界で「ありがとう」と感じる事象が起こることが多くなりました。

つまり、これが引き寄せの法則です。

そして何度も何度もありがとうと感じていると
それはますます強く潜在意識に固定され
「ありがとう」の出来事が当たり前になってきます。

たとえ不幸な出来事に見舞われても
感謝の気持ちに変換できる回路がつながっているので
結果的に「終わり良ければすべて良し」に着地します。