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弱小サッカー部で良かったのです!(前編)

サッカー部とクラブチーム、どちらに入るか?
 
中学へ入学するに当たり、サッカーをしている子ども、親御さんは悩まれると思います。
私たち親子の場合、サッカー部を選択しました。(大きな声では言えませんが…『弱小』の)
でも、「弱小サッカー部で良かったのです!」
息子が3月で中学校を卒業しましたので、ここで一度総括してみようと思います。
 
中学校サッカー部の話をする前に、息子のそれまでのサッカーの経歴を簡単に紹介します。
 
小学校2年生のとき、彼から問題発言が飛び出します。
「空手はそんなに好きじゃないねん。サッカーがしたいねん」…と。
幼いときから私がミットを持ち、手塩にかけて彼のパンチとキックを磨いてきたにも関わらず…です。
 
かくして、彼はサッカー教室に通い始めます。
幼稚園のグラウンドを借りて、みんなで楽しくサッカーをする教室です。
インサイドキックも知らなかった彼ですが、上達は速かったと思います。
なぜなら、ケーブルテレビのスカイAで当時、彼はよく柏レイソルの試合を見ていましたから。
通い始めた頃、彼とサッカーをして遊んでいるとき、彼に一度聞いたことがありました。
彼は左足でも強いシュートを打つので
私「誰の真似してんの?」と
彼「てづか!」(当時、柏レイソルでした)
私「誰やねん!」(手塚選手、申し訳ございませんでした)

このように
ボールを蹴るのに理屈はいらないのですね。
むしろ無い方が良いのかもしれません。
真似するだけで十分です。(そもそも私は教えられませんからw)
 
そして、彼はツエーゲン金沢のホーム、さらにはアウェイの試合観戦へ私を連れまわしていましたので、段々と欲求が出てきます。
『(安西先生)、試合がしたいです…』と。
なぜなら、サッカー教室は試合に出場することがありません。
 
そこで、現れた救世主が「ツエーゲン金沢U-10フルピッチゲームクラス」募集の案内でした。試合ではありませんが、ゲーム形式で練習ができます!確か3ヵ月間の短期コースだったと思いますが、もちろん参加することに決めました。

さらに、参加期間中にコーチから有難いお声掛けをいただきました。
コーチ「今度、ツエーゲン金沢U-10が名古屋遠征に行くのですが、メンバーが足りないので来てみませんか」
私「ありがとうございます。ただ、息子はトレシューしか持っていません。他の選手はスパイクで行くんですか?」
コーチ「トレシューで良いですよ…」
いま思えば、コーチは声をかける人選を間違えたと思ったに違いありません。
 
そんな訳で、彼の試合のデビュー戦は名古屋グランパスU-10となります。ちなみに第2戦は同日に、ヴァンフォーレ甲府U-10と。
どちらもボランチで出場。
結局、この2試合のみが、彼が小学生のときに経験できた貴重な試合となりました。
 
「ツエーゲン金沢U-10フルピッチゲームクラス」が終了後、しばらくして、ツエーゲン金沢の元選手がコーチをするサッカー教室が自宅の近くでオープンします。
彼のレベルも上がってきており、教室を変えることにしました。
(試合がしたいというのに、またまたサッカー教室ですw)
 
この教室は、オープン当初ということもあり4~10名と少人数でしたが、指導は本格的な感じでしたので、細かなオフェンス、ディフェンス、ポジショニングなどを、彼はここで初めて直接的に教えてもらえたのではないかと思います。
 
ここまでが、(弱小)サッカー部へ入部する前までの経歴です。
 
小学生時代を小括しますと、サッカーの基本スキル(止める、蹴るなど)は誰かに教えてもらう必要はないと感じます。実際、彼は誰からも教わっていないと思います。また、理屈では教えようがない気もします。好きな選手の真似をすることで体得できるものと感じました。
また、ツエーゲン金沢、その対戦相手の試合を何十試合と観戦していると、各ポジションの選手の役割、動きはイメージできるようになります。実際、試合経験のなかった彼は「フルピッチゲームクラス」へ自然と入っていけていました。
 
思いのほか、長文になってしまいましたので、本題の(弱小)サッカー部へ入部後につきましては、(中編)さらに(後編)へと
続きます。
※注 「乞うご期待」はしませぬように

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