どうしたらスポーツを見て泣けますか?
何か答えなければいけません。
子ども、または年配の人からでも結構です。
もし、質問されたら
『皆さんは何と答えますか?』
見ていて感動し、涙するスポーツは、
プレイヤーになろうと思ったり、
観戦に行こうと思ったりするでしょう。
なので、お聞きしたいのです。
『どうしたらスポーツを見て泣けますか?』
ここで、自分が観戦していて泣いた試合(大会)を振り返りますと、
2003年11月3日 極真空手の第8回世界大会
準々決勝あたりからずっと涙が溢れ、試合が見れなくなりました。
4年に一度のこの日のために、選手たちは頑張ってきたと思うと、
どうしても勝ち負けは付いてしまうけれど…
とにかく全力を出し切ってほしい!
日本人とか外国人とか関係なく、
すべての選手が!
2016年11月12日 ツエーゲン金沢vs横浜FC
ツエーゲン金沢は負ければ、J2リーグに残留することが困難となる試合でした。
そして、チームの中心の熊谷アンドリュー選手は、試合前から明らかに膝を痛めていました。
試合中、相手選手に倒される痛々しい姿に、何度も交代させてあげてほしい…と思いましたが、
監督は代えない、
アンドリュー選手も代わろうとしない…
だんだんと涙が溢れ、試合が見れなくなりました。
どちらのときも、偶発的ではありますが、
戦略や技術といった知識や理屈を“手放して”、
選手そのものを見ていたように思います。
ところで、私が大好きな世界に禅を広めた『鈴木大拙』さんは言っていました。
「大バカになるのは至難のわざでなぁ」
(大拙の『拙』は大バカという意味)
知性で見ることを“手放せた”とき、
スポーツの本質に感動し、
涙するのかもしれません。
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