落ち込んだら
例えば
もしも
貴女の大事な人が
落ちこんでしまったら
奈落の底まで深く
落ちこんでしまったのなら
とにかく
的確なアドバイスを
してあげられたら
一番良いのでしょう
それでその人が
奈落の底から
ゆっくりと
這い上がれるのなら
それが
最も良いことなのでしょう
でも私には
そんな素敵なアドバイスが
できないときがあります
いや
圧倒的にできないときの方が
多いです
なぜなら
人の悩みというものは
とにかく複雑で
こちらがどれだけ
わかってあげたような
気持ちでいても
実は全く
わかっていないからなのです
わかってあげたようで
わかっていない
その人の悩みに対して
私の方が
その程度の
中途半端な理解しか
していないのだから
もはや
アドバイスなんて
できるわけがないし
聞いてあげるだけでもう
頭がいっぱいになってしまいます
言い訳がましいですが
人という生き物は
特に私の場合は
わかってもらえるより
聞いてもらえるだけで
心が半分くらいは
軽くなるのです
私は特に
そのタイプだから
私以外の方だって
きっとみんな同じはず
自分がそうだから
そう思えてしまうのです
ですから貴女は
何でもいい
なにかしら
悩みを抱えてしまったら
無駄なく理路整然と
話してくれる人も良いけど
口下手で構わないから
きちんと話を
聞いてくれる人を
探した方が良いと思う
アドバイスも大事だけど
貴女の話を最後まで
聞いてくれる人は
貴女の話が
すべて終わったときに
ほんの一言
「つらかったね」
と温かい一言を
言ってくれるはずだから
何かで落ちこんでるときには
聞き上手な人の所に行って
裸になってくると良い
むしろ丸裸になって
わだかまりなく
すべて吐き出してください
それでも悩みが深過ぎて
追い込まれていくだけなら
そのときは....
どうかまた
私のところに来てください
そして
前と同じ話を何回繰り返しても
構いません
もう一度最初から
私に話してみてください