黒鉛を用いた蓄熱式ボイラの試作機をお披露目【株式会社Blossom Energy】
以前下記の記事でご紹介した株式会社Blossom Energy(以下、Blossom Energy)は、たけはらDXの取り組みの中でクラスタ型*高温ガス炉の設計思想を適用した黒鉛蓄熱装置の実証事業を進めています。
「世界中のスチームをグリーン化し、温室効果ガス排出の10%を削減する」ことをミッションとするBlossom Energyは、黒鉛という比較的ありふれた素材を高温に加熱して、エネルギー利用のうち多くの割合を占める蒸気生成の熱源とすることで産業用熱の脱炭素化にアプローチ。
小型ボイラの開発を通して、クリーンかつ安定的な熱の供給が可能かを検証していきます。
この新型ボイラの開発が成功すれば、将来的には産業用ボイラの熱源の脱炭素化、産業熱需要への高温熱(ガス)供給、高温を活かした水素製造、火力発電所の総合的な効率を向上させる蓄熱システム等に発展可能であると考えています。
広島商船高等専門学校や協力会社と共同で製造・開発した小型ボイラの試作機が、2024年3月19日に開催されたたけはらDXのDEMO DAYでお披露目されました。
ボイラが蒸気を発する様子は多くの来場者の関心を集め、実用への期待が高まるお披露目となりました。
この試作機開発で培った技術を土台として、今後は商用機の開発に取り組みます。商用機の完成後は、実環境での実証実験を行い、有用性が認められれば中〜大型の開発に向けて実証実験をスケールアップさせていきます。
さらに、DEMO DAYでは試作機のお披露目と同時にRIG HOUSEを拠点としたBlossom Energy竹原支社の設立も発表され、次年度以降はより竹原市に根差した研究開発が展開される予定です。
今後のBlossom Energyの活動に、引き続きご注目ください!
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