ラオラシオン 3歳1勝クラス
■出走結果
2/25(日) 中山競馬場 4R 3歳1勝クラス ダート1800m 稍
⑨ラオラシオン岩田望来 1着
【ラオラシオン】
父:クリエイターⅡ
母:ラセレシオン(ゼンノロブロイ)
●総評
スタートも難なくポンと飛び出て、3番手外めの位置につけてからは道中冷静にポジションをキープ。
3,4コーナーで先頭に鼻を出していき、最終直線も上がり最速の脚で6馬身差の勝利。
馬場は向いたとはいえあまりにも優等生過ぎる結果に胸が躍りました。
あれほどパドックでは興奮気味だったにも関わらず、そのメンタルをいい方向に誘導してくれた岩田望来騎手にも感謝ばかりです。
●考察
デビュー以前は緩さや脚元の不安についての指摘があり初戦こそ5着という結果になりましたが、2・3戦目の敗北はコースが合っていないゆえの敗北と感じていました。
東京1600mはスタートから100m程が芝という変則コース。
スタートから出脚が付かず先行集団に離される⇒ダートに入ってから加速して先行集団に追いつく⇒脚を残せず伸びきれない、という結果になっていました。
だからこそ、4戦目に中山へ変わって初戦で勝利したのはこの馬の本来のスペックを発揮しただけで、もっと早く勝てていた馬だったと今では考えています。
考えていたのですが、まさか昇級初戦で勝利するのは予想外です。
調教タイム、厩舎からのコメントでも明らかに前走以上に仕上がっている確信はありましたが、相手のレベルも上がるうえ同条件の新馬戦で敗北したピュアキアンがいたため、正直なところ「運が向けば勝負になるだろう」ぐらいに思っていました。
パドックも過去イチの暴れようでしたので。
しかし、蓋を開ければ前走同様「この馬のスペックをちゃんと発揮しただけ」という横綱相撲のような結果に。上りタイムは当日の中山ダ1800では最速という素晴らしいデータも残すことができました。
騎手と調教師からも「ダート三冠を目指したい」という前向きな言葉が出てきて、次走も素直に楽しみです。
まだ出資馬が重賞に出走するという経験をしたことが無いので、ラオラシオンと共にダート戦線に挑むことができたらと未来を夢想してしまいます。