ベランジェール 2歳未勝利

■出走結果
10/9(月) 東京競馬場 2R 2歳未勝利 芝1600m
⑫ベランジェール 2着

新馬戦の結果と木村調教師からの酷評っぷりにかなり自信を失っていたのですが、最終直線では思わず声が出てしまう見事な末脚を見せての2着。
惜しくも勝利はできませんでしたが、1戦目の12着からこの結果に繋げられたのは大きな意味があったと思います。

新馬戦のレースは明らかに札幌の洋芝に対応できず、そのうえ馬自身も諦めてしまってスペックを発揮しないまま終わってしまったと感じていました。
関東の競馬場で変化が見られれば…と思っていたところ、調教のコメントで「馬自身にやる気が無い」と指摘されることが増えた本馬。
もしや、1戦目でレースを嫌いになってしまったのではないかと、ずっと不安でした。

以前川田将雅騎手のインタビューで「ズルい馬で勝つことは難しい」と話されていました。
弱い馬よりも、「手を抜くこと」「1着でなくても良いこと」「勝つことを諦めたこと」これらの要素を持つ馬は立て直すのが難しいと。

幸いにも調教では木村氏の手腕のためかレース直前にタイムが良化し、どうか走ってくださいと祈るように当日を迎えたのを覚えています。

スタートから大分後方にポジションを取り、3-4コーナーまでも位置は変わらず。
ジャックドールやジェラルディーナなど、モーリス産駒は先行策のイメージが強かったため恐ろしい程にハラハラとした気持ちで見ていました。
しかし、4コーナー通過のタイミングで北村騎手が上手く外側に進路を取り、綺麗な芝の上で大きく加速。
一時は1着馬を捉えるのではないかと思ってしまう程の上がり最速の末脚で2着に食い込みました。
胸が高鳴るレースを見せてくれたこと、1勝に手が届くかもしれないという希望を持てる大きな価値のある一戦だったと思います。

度々調教でも「スタミナが無い」と指摘されていましたが、やはりレースの負担が大きかったようで継戦には至りませんでした。
休み明けでここまでに変わり身を見せてくれたので、一度放牧し年明けに再戦で1勝と掴めればと思います。

これまで出資馬の中で切れる脚をもっている馬がいなかったので、非常に楽しみな一頭になりました。

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