出資馬の引退について(リヤンイヴェール)
【リヤンイヴェール】
父:キズナ
母:デプロマトウショウ(ファスリエフ)
先日、股関節を形成する腹側の骨に骨折が見つかり競争能力の喪失と診断。
登録の抹消が決定したという報せがとどきました。
ファインルージュやソングライン、名だたるキズナ牝馬に憧れ、夢を見て出資したのが本馬でした。
デビュー戦に向けた調教の調子も良く、タイムを見る度にワクワクさせてくれた彼女。正直に言うと、今年デビューの出資馬で間違いなく一番期待を寄せていました。
ここまででも、多くの興奮と展望への憧れを見せてくれました。
引退は大変惜しいですが、今後はどこかの牧場で元気に過ごしてくれればと思います。
「一番辛いのはリヤンイヴェールだから…」と知った風な口を聞いて勝手に馬の代弁をする出資者があまり好きでは無いので自分は言いません。
動物の心は動物のものです。
前回の頓挫でも股関節に異常が見えたとのことで出走を取りやめ、それからずっと外厩でほったらかしにされていたわけでして。もう少し早く気付いてあげることはできなかったものかとも考えてしまいますが、とにかく結果を受け入れるしかありません。
現在広尾で出資しているもう一頭のアスロスも骨折での長期離脱中のため、退会も視野に入れて次を考えられればと思います。
一口馬主を初めて2年目なのですが、昨年もシュリットという出資馬が調教中に大怪我。
毎年1頭以上がデビュー前後で引退を余儀なくされており、競馬の難しさと自分の運の無さに改めて出資するうえでのロジックを見直す必要があるなと感じさせられる一件となりました。
同じく頓挫続きでデビューができていないキズナ牡馬のシャンパンポップ(シャンパンルームの21)という馬がいるのですが、キズナ産駒の体重ゆえにかかる負荷には特に注意して見定める必要がありそうです。