違和感はトラブルを引き起こす!【ヒトの個性】
私達は自分の設計図を持って生まれてくるって知っていますか?
この設計図はヒトのカタチや働き、つまり骨格や思考や行動パターンなどが書かれているようなもので、私達の細胞レベルに組み込まれています。
私達はこの設計図により、外見や内面が作られていきます。
そのため、この設計図に記されているのとは違った喋り方や動き方、テンポ感であった場合、本来とは違った不自然なものになります。
それを人が“違和感”として受け取った時、トラブルが起こってしまいます。
では、なぜ“違和感”によってトラブルが起こるのか、今回はそんなお話をしていこうと思います。
違和感とは、「“自分自身の感覚や認識”と“目の前にある現実”が一致しない時に生じる、心理的な不快感」のことを言います。
この不快感の理由を正しく認識できればいいのですが、人はその原因が意図的に与えられたものと勘違いしてしまうことがあります。
たとえば、相手が違和感のある行動をしたことが原因の不快感を、相手が自分に対してわざと好意的ではない言動をしたことによるものと思ったりします。
これが人間関係におけるトラブルの元となります。
実際、私とMINAMIも違和感によるトラブルを経験したことがあります。
私達が仕事を始めた頃、企業セミナーの依頼を私が受けてきたことがありました。
MINAMIは自分のメイン案件ではないから出しゃばってはいけないと思い、口を開かず、ただ隣でニコニコしてるだけの、控えめな態度を取ってしまいました。
すると、MINAMIは先方の担当者から、挨拶されることも、目を向けられることもなく、まるで存在しない人であるかのように扱われ、後日、セミナーの担当から外してほしいと言われるトラブルに発展してしまったのです。
MINAMIは、控えめな態度をとっただけのつもりなのに、自分の持つ設計図とは違っているため、その態度は相手に違和感という不快感を与えてしまったのです。
MINAMIは8type charactersの<ジェニ本能>というグループです。
この<ジェニ本能>は、本人から作り出される刺激が強く、心に思ったその気持ちが目や表情に強く表れます。簡単にいうと、印象が強いんです。そのため、MINAMIが発している“印象の強さ”と、“口を開かず、ちょっと伏目がちで黙っている言動”が一致していないことが、このトラブルの原因でした。
このように、本人が自覚していなくても、設計図に合わない言動はトラブルを引き起こします。
これは大きなトラブルの一例でしたが、実生活において、違和感によるトラブルは、些細なことから大きな揉め事まで、色々なことが起こっています。
この出来事は、私とMINAMIにとって手痛い教訓となっており、今でも違和感の話になると「そういえば…」と話題に上がったりする失敗談の1つなのです。
MiKA