伊勢クリエーターズワーケーション・その1
「それがどんなに先だとしても、一旦決めたら必ずその日がおとずれる」
なんとなく頭ではわかっていても、こんなシンプルなことにリアルに直面するとビビる。
「伊勢クリエーターズワーケーション」参加のきっかけ
そもそも私達は2020年から2021年にかけて、
普通の1年よりよっぽど長くもあり
季節が全くないのっぺりとした時間を過ごした。
まさか、こんな時間の過ごし方をするなんていったい誰が予想していましたか?
だから、「あの時」が実は「去年」だったなんて・・・
実感がないくらい遠い昔。
2020年初夏、なんとなく申し込んだ「伊勢クリエータズワーケーション」。
すっかり忘れて日常にどっぷりつかって過ごしていた。
どうやら予想をはるかに超える応募数だったと聞いたのは、10月に「参加採択」のメールをもらった後だった。
ほんの少し前に自分が「おもしろそう!」と思って勢いだけで応募した企画は、実は著名人が参加者として名を連ねる企画になっていた。
え?マジで?
応募要項にあった「肩書」の記載を、自分はいったいどうしたらいいかわからなくて、なんとなく「記入例」の中にみつけた「著述業」と入れてしまった。
実際「著述」しているから全然ウソじゃないけど、自分で言ってみると背中の真ん中あたりがゾワゾワする。
採択された後、自分で自分に「オイっ!」って言って、思い切り後ろからどつきたい気持ちでいっぱいになった。
しかしその一方で、フリーランスにはある意味「ハッタリ」も必要。
一旦自分で広げた大風呂敷を、
果たしてどうやって畳むのか・・・
そこに何を包み込むのか・・・
そしてどこへ運んでどこで広げるのか・・・
そっちの方が実は大事だったりする(と思っている)。
風呂敷を盛大に広げたことよりも、
その風呂敷に自分の諦めや絶望・誰かの失望を包み込むようなことになるのは本当に「ダサい」と思う。
待機参加者として
そんなことをうっすらと考えて、コロナ禍で一切動けなくなったこの企画の「待機参加者」として「猶予」とも感じながら時間を過ごした。
行ける?行けない
今度こそ行ける?やっぱりギリギリでNG
コロナに翻弄され続けて、実際3度リスケした。
その時間は1年以上にもなり、
そうなると、応募したときのワクワクや採用されたとき沸き上がった責任感
や根拠のない自信や野望などなど・・・
そのどれも、不透明な時間の中で変わらず持ち続けることはとても難しかった。
ただひとつの希望は・・・
ただひとつ変わらず希望であり続けたのは
「成果物は出さなくていい」という取り決め。
え?マジですか?
なんというおおらかな企画!
なんという大胆な行政のスタンス!
これに救われて、背中を押されて、4度目の正直で今回伊勢に入ることができた。
さて、どう過ごすか
さて、私はここでどう時間を過ごすのか・・・まったく始まったばかりだけど、この始まりにあたって感じているのは「大らか」という体感。
駅でわざわざお出迎えいただいた市役所担当者の方
車を出して案内してくれた地元の友達
宿の女将(というかお若い素敵な女性💜)
そして、夕ご飯に入った地元の居酒屋のおじちゃん(多分歳はそんなに変わらないw)
なんだろう?みんな大らかで温かい
地元言葉の耳障り・・・もあるかもしれないけど、とにかく温かい!
すごいな、伊勢。(語彙力よ😢)
・・・ということで、これから何を見るか、何を感じるか、何を発信するか。
今回はマジで丸腰、マジで手ぶらで来ています。
明日以降、随時発信していきます。