なんちゃあないぜよ 土佐旅日記 ~第一歩③~
2012年7月14日~15日(2日目)
土佐旅2日目の今日は、日曜日。
相変わらずの曇り空ではあるが、昨日よりは明るさが感じられる。
Bさんにオススメして頂いた日曜市に出向いてみようと、朝が弱いなりに早起きしたが、なんだかんだで行動開始したのは8時前。
ホテルの部屋から撮影。
ホテル前にある、追手筋の片側車線が全部露店になっている。
4~9月は5時、10~3月は5時半から始まっているそう。
夕方まで開催しているとのことだが、人気店ではお昼には売切れってこともあるらしい。
朝早くから大勢の人たちが集まる日曜市。
元禄3年(1690年)から300年以上、年始(1~2日)と高知最大級のお祭りであるよさこい祭り(8月10~12日)以外の毎週日曜に開催されているという。
新鮮な野菜や果物、植物、手芸品や木工品など様々な商品が、地元の人や観光客相手に、イキイキとした土佐弁の飛び交う中で売り買いされている。
最終地点まで来たら、高知城がお出迎え!
龍馬伝以来、すっかり土佐弁の虜になっている私は「うぉぉ~!これが生の土佐弁かぁ!」と感動をかみしめながら耳はダンボ状態、市場の端から端まで1時間ほどかけてお店を覗きながら歩き、気になるものを買ってみた。
朝ご飯にするものと、お土産と。
梅干しとじゃこが大好きなんです私。
芋けんぴも高知ならでは。
芋天は日曜市の名物と聞き、無事GET!
ホクホクしていて美味しいし、お腹にもたまる。
カエルグッズも大好きなんです私。
小さなカエルの御守りは、今でも財布に入れてある。
Bさんが迎えに来てくださったので、ホテルをチェックアウト。
向かうは龍馬さんの生まれた町、上町(かみまち)
上町二丁目にある、龍馬の生まれたまち記念館。
歴史的な展示物というより、龍馬さんが過ごした子ども時代を人形やジオラマで再現したものが多い。
桂浜の坂本龍馬記念館が歴史好きな大人向けの印象だったのに対し、こちらは子どもでも親しみやすいような感じがした。
なかなかの土佐弁オンパレードを満喫しながら、龍馬さんの家にいるような雰囲気が味わえる。
中庭にどっしりとした龍馬さんと、饅頭屋(近藤)長次郎さんが。
龍馬の生まれたまち記念館から徒歩5分ほどの場所にある、上町病院のすぐ隣に立つ、坂本龍馬誕生地の碑。
龍馬さんの生まれ育った高知に来たなぁという実感が、ここに来てふつふつと湧き上がる。
そしてこの後、Bさんが観光ガイドマップには載ってないであろう、ご自身お気に入りのスポットに連れてってくださった。
行先を告げられることなく、車はどんどん山方面へ。
・・・ここはどこ!?
心配気な私に、帰りのバスには間に合うようにするから~と、ほくそ笑むBさん。
ドキドキしながらも期待感が高まる私。
そこは、山々に囲まれた見事に静寂な場所だった。
川は橋から川底が見え、鏡のように山や空が映るほどに澄んでいる。
そして、空気が美味しい。
こういう自然しかないがも高知らしいがよねぇと笑うBさんは、リフレッシュしに車を走らせてよく訪れるそう。
こんな自分だけのとっておきの場所、私にはないなぁ・・・いいなぁ。
そういえば、いまだにここがどこだったのかBさんに聞いてはないけれど、そっと思い出にしておくのもいいかなって思っている。
ずっと曇り空だったこの旅、ここに来てどことなくハート型の青空が見えた!
気づけば帰りのバスまで1時間半ほどになっていた。
タイムリミットを目前にしながらも、私にはどうしてもど~しても!!
この旅で行きたい場所がある。
昼食そっちのけで向かった先は―
~第一歩④~へ続く・・・