なんちゃあないぜよ 土佐旅日記 ~第五歩②~
2015年3月28日~31日(2日目)
ホテルの部屋からの眺め。
張り切って早起きしたものの、予報通り朝から雨。
バイキングの朝食付きなのが有難い!
今日は遠出するから、しっかり腹ごしらえしておかねば。
その朝食中に不思議な出来事が・・・
雑な絵で申し訳ないが、当時この状況を友人に伝えるためにささっと書いたもの。
隣のテーブルがガラ空きにもかかわらず、何故か後から来た海外の旅行客グループに囲まれたという図である・・・落ち着かんし謎過ぎる。
雨にもめげずに、初めて高知駅から電車に乗り、初めての場所へ!
(ちなみに土佐の人はJRを電車ではなく汽車と言うらしい)
やってきたのはタイガースのラッピング電車!
アンパンマンのが可愛いよって聞いていたのだが、関西では珍しくないタイガースに当たった(笑)
目指すは高知県東部!
終点の奈半利(なはり)駅まで行く。
乗る便にもよるが、高知から1時間~1時間半ほどかかる。
ちなみに高知~御免(ごめん)駅まではJR土讃(どさん)線、後免~奈半利駅までは土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線だそう。
管轄が違うってことで、時間帯によっては乗り換えする時とそのまま乗っていてOKな時があるとのこと。
後免~奈半利駅には、高知県出身やなせたかしさん作のキャラクターが各駅にいて、車内アナウンスも「のいち駅」だと「のいち~のいち~【のいちんどんまん】の、のいちです」みたいに言うから気になっておちおち寝ていられない(笑)
あとはやっぱり海が見えるとテンション上がる!!
晴れてたらかなりキレイなんやろなぁ。
奈半利駅からはバスに乗り換え、北川村を目指す。
乗客は私とご年配の二人組のみ。
途中で私だけになり、まさかの貸切状態。
バスはどんどん山奥へ。
ドキドキだったけれど、バスの運転手さんがとても親切なかたで、帰りのバスのこともわかりやすく教えてくださった。
川がキレイなエメラルドグリーン!と思ったが、それでも雨でいつもよりは濁ってるそう。
降りる時、バス代払うのにワタワタしていたら、慌てんでいいですよ~って言われてホッとした・・・いつもどんだけせかせかした時間を過ごしているんだろう。
奈半利駅からバスで25分ほどで、中岡慎太郎館に到着。
龍馬さんの盟友として知られる慎太郎さんですが、実のところ、その人物像は龍馬さんほどは知られていなくて。
私自身も慎太郎さんに関しては京都での最期辺りしか知らなかったので、こちらでたくさん学んできた(館内は撮影禁止のため、写真なし)
幼少期から青年期の知られざる慎太郎さんの姿がとても興味深いもので、じっくり見入っていたら、あっという間にバスの時間が・・・最後のほうは駆け足になってしまった。
それにしても、よくぞ幕末の同時期に龍馬さんや慎太郎さんといった人材が土佐で生まれ育ったものやなぁ。
バスの時間まであと5分、すぐそばにある慎太郎さんのお宅へ!
周りの山々からはウグイスの鳴き声が聞こえ、裏には竹やぶもあり、何とも風情がある。
こちらの生家は見取り図を元に復元されたそうだが、茅葺き屋根が当時の雰囲気を醸し出している。
慎太郎さんの実家は大庄屋だから、村の中でも立派なお宅だったことだろう。
中に入って見学ができる。
室内には囲炉裏端も。
まさに幕末を感じる箪笥。
龍馬伝で慎太郎さん役をされた上川隆也さんも来訪されたそう。
ものの数分で見学終了・・・バスは1時間に1本あるかないかなので逃すわけにはいかない!
ダッシュでバス停(中岡慎太郎館前)に辿り着いた。
ああ~もっとじっくり拝見したかったなぁと、後ろ髪がグイグイ。
また来ますね、慎太郎さん!
~第五歩③~へ続く・・・