なんちゃあないぜよ　土佐旅日記 　　　～第八歩⑥～

2015年8月8日～10日（3日目）

もて勤さんを先頭に、ドキドキで高知駅前演舞場に入場。
手荷物は係のかたが預かってくれて助かった。
小さな演舞場だが、もちろん観客はたくさん。
人前で踊るのは久々やし、何よりよさこいはド素人。
緊張もしたけれど、いざ始まってみたら楽しくて楽しくて！！
3周くらいしたと思うが、永遠に踊っていたかったくらい（笑）
お客さんからは拍手も頂けて嬉しかった！！

終わったらもう汗だっくだくで、四万十茶を頂く。
お世話になった以蔵さんに、初めてよさこい見に来て、初めて踊りました！ってお礼と共に話したら、踊ったもん勝ちやきね！って。
参加してホンマに良かった～！！
Bさんが一緒で心強かったです、有難うございました！

気持ちと汗が落ち着いたところで、路面電車に乗って、はりまや橋競演場と帯屋町演舞場へ。

どちらも踊り子さんたちがすぐ目の前で踊っているから迫力満点！

高知駅前まで戻ってきた。
楽しい時間は過ぎるのが早いもの。
つい1時間半ほど前にはここで踊っていたのに。

まだまだ見ていたかったけど、電車の時間がやってきてしまった。
自分でもびっくりしたのが、改札にすんなり歩いて行けず・・・もう京都に戻らなあかんってわかっているのに、体が拒否してる。

戻りたくない、ずっとここにいたい。

それを察してか、Bさんがホームまで見送りに来てくださった。
発車ギリギリまで話して、最後にはぎゅ～ってハグしてお別れ。

子どもの頃、田舎に帰省して電車に乗って自宅に戻る時、祖父母に見送られたあとは必ず泣いていた。
なんだかそれに似たものがあって、高知駅をあとにして、しょんぼりと景色を眺めていた時に届いたBさんからのLine見たらもう・・・。

初めてのよさこい、全部は見られなかったし、ハプニングも色々あったけれど、暑くて熱くて濃ゆい時間で。
ホンマにめちゃくちゃ楽しかった！！
来年ももちろん来たい！
それまでに鳴子の持ちかた鳴らしかた、マスターしたいなぁ。

Bさんをはじめ、土佐の皆様、お世話になりましてまっこと有難うございました。

バタバタながらもお土産はしっかりGET！

また、帰ります！

そうそう、初めて高知から特急と新幹線で帰路に着いた。
特急は振り子式という仕組みらしいが、三半規管丈夫なんで全くもって平気。
瀬戸大橋も初めて渡って、最後まで有意義な旅となった。

帰宅してポストを見たら、早くも高知が手招きしていた(笑)

【第八歩のまとめ】

人生初のよさこいの旅となった今回。
前夜祭、本祭1日目、そして初めての踊り子体験。
暑い高知の夏が、一段と【熱】かった。

元々ダンスが好きで、よさこいにハマるのに時間はかからなかった。
これだけの一体感をつくりあげるのに、どれだけ練習したんだろう。
道ですれ違った踊り子さんたちの自信に満ちあふれた表情も印象的だった。

京都ではその土地の行事に参加しようとも、生粋の地元の人や関係者だけということがほとんどだが、よさこい祭りは違う。
生粋の高知の人はもちろん、高知県外の人も受け入れてくれる。
そこも気に入った。

よさこいの熱気あふれる時間で、高知全体がとてつもなく輝いていた。

いつか、チームの踊り子としてよさこいを踊りたい。

そんな胸の奥に宿った夢が叶うのは、もう少し先の夏。

～第九歩①～へ続く・・・