
なんちゃあないぜよ 土佐旅日記 ~第五歩⑥~
2015年3月28日~31日(4日目)
あっという間に最終日。
朝食が昨日と同じに見えるのは気のせい(微妙に違うのだ・笑)
ホテルをチェックアウトして、行きよりもパンパンに増えた荷物を駅のロッカーへ。
路面電車で上町一丁目を目指す。
龍馬さんの生まれた町はやっぱり外せない。
そして今回、初めて平日での土佐旅なので、平日にしか入れない所へ。
それは龍馬さん誕生地と同じ町にある、龍馬郵便局!
ポストにも龍馬さんが!
こちらでは、ハガキや切手を購入すると、龍馬郵便局ならではのスタンプを押して頂ける!
自由に押せるスタンプも可愛い。
局員さんもほんわか優しいかたで、色々と話も弾み、行って良かった。
龍馬さんハガキに押して頂いたスタンプを乾かしつつ、鏡側沿いを散策。
鏡川は、龍馬さんが幼い頃によく泳いだことで知られている。
ポカポカ陽気に桜、気持ち良かったなぁ。
何気にすごいもの発見!
それから、鏡川の近くにある「土佐山内家宝物資料館」へ。
こちらはもて勤の慎太郎さんが、近いから行ってみては?珍しいものもあるよ~と勧めてくださっていた場所。
実は、こちらの展示物は高知城歴史博物館(この当時、まだ建設中だった)に移転するそうで、今日がこの場所での最後の展示。
そんなわけで、思いがけずレアな日に来ることができた。
展示物は、土佐藩主であった山内家にまつわる資料や美術品などで、珍しいうさぎ型の兜や高貴な女性用の旅籠が印象的。
あと、龍馬さんが関わったいろは丸事件の始末書の草稿もあり、赤ペン先生もびっくりなくらい手直しされていて面白かった!
最近、吉田東洋さんの写真はジョン万次郎さんが撮影したという事実がわかったそうで、東洋さんの実物写真もあった。
龍馬伝では東洋さんも容堂公もかなり年配者として描かれていたが、実際はまだ40代。
でも写真を見たら、かなりの貫禄がある。
山内家のひな祭りの道具も展示されていた。
小さくても装飾はとても立派なもので、小さい道具にさらに細かな絵や模様、家紋が入っていたりして見応えたっぷり。
館内は撮影禁止だったので、頂いたおみくじを公開(笑)
午後には高知駅に戻り、今回の土佐旅最後のご飯。
レンタサイクルで行きたいカフェがあったが、ちょうど全部貸出中で残念!
でも初めて入った駅前の「庄や」さん、美味しかった。
締めくくりには大好きな「龍馬伝幕末志士社中」へ。
またもや龍馬さんの紋付き袴を着せて頂き、記念撮影。
プロジェクションマッピングは、久々に見たらまた泣けてきた。
あれはホンマにいい・・・何度見てもじんとくる。
とさてらすでお土産を買い、旅広場で名残を惜しみながらも大荷物でバスに乗り込む。
どんどん遠ざかる土佐の街並みを眺めていると、もう淋しくて淋しくてたまらない。
もて勤さんのステージも、また見たいなぁ(5月から内容一新するそう)
土佐の皆さん、どうかお元気で!
また必ず帰ります。
【第五歩のまとめ】
今まででいちばん長い、3泊4日の旅となった今回。
そのぶん遠出もできたし、自分でもびっくりなくらい歩き回った。
普段は出ないパワーがあふれて止まらなかったみたい。
予定していなかった場所に行ってみるのも冒険できて楽しいし、地元のかたに話を聞くことが何よりの思い出となる。
たくさんの初めてを体験し、その度に皆さんに親切にして頂いた。
私が観光客だからなのもあるだろうが、そうだったとしても土佐の皆さんはあったかい。
だから、何度でも帰りたくなる。
他の場所では味わったことのない感覚だ。
空気もご飯も美味しい。
大自然に身を委ね、一期一会のあたたかさにふれ、日頃の目まぐるしさにしぼんだ心がふんわりふくらんで、気を抜いたら涙がこぼれそうになる。
旅で感じたことは記憶にちゃんとあるから、疲れた時は思い出そう。
だから、大丈夫。
そして、ほんとうにぼんやりとだけれど、高知に住んでみたいなぁという思いが芽生え始めていた。
~第六歩①~へ続く・・・
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