なんちゃあないぜよ 土佐旅日記 ~第五歩④~
2015年3月28日~31日(2日目)
バスで奈半利駅に戻った頃には雨も上がった。
駅の売店で色々と地元ならではの商品を購入したのだが、イチオシはこちら!
土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線の、やなせたかしさんデザインのキャラクターいっぱいで可愛いのはもちろんなのだが、切符やチケット、旅先でもらうようなステッカーやポストカードなどを入れて持ち歩くのに、とにかく使い勝手がものすごく良い!
この日以降、ずっと旅のお供をしてくれている(もうボロボロやけど今も手放せない)
ちなみに隣のメモはこの旅での乗り継ぎと、そこで過ごせる時間を書いたもの。
初めて行く場所、そして交通機関が1時間に1本しかないような場合は事前にしっかり把握しておきたい。
何度か途中下車するので1日乗車券を購入。
こちらもキャラクター勢揃いでめっちゃ可愛い!
モネの庭デザインの電車で出発!
車窓からパシャリ!
まずは奈半利のお隣、田野駅。
気になる看板を発見。
田野駅の売店でも買い物して、目的地「岡御殿」への行きかたを尋ねる。
そしたら「室戸のほうに向かって歩いてもらって…」と説明されて思わず「室戸ってどっちですかね?」と(笑)
目印のスケールがでか過ぎやしないかい!?
地図を頂いて10分ほど歩いたら岡御殿に到着。
こちらの御殿は、藩主が参勤交代や土佐東部を見回りする時に泊まった本陣で、当時のまま残っているそう。
当時というのは、龍馬さんが9歳くらいの頃!
この複数の柱を・・・
室内の一定の場所から見ると、1本に重なって見えて、外の景観の邪魔にならない工夫も施されている。
庭には龍がいた!!
御殿を案内してくださったかたが、まさに「お母さん」って感じのほんわか優しいかた。
お茶まで出して頂き、しかも帰りは近道を教えるけど迷わないようにと、途中まで一緒に歩いて見送ってくださって。
ほんの数分しかいられなかったけれど、お心遣いに胸がいっぱい。
電車に乗ったら「手のひらを太陽に号」で、やなせキャラクターがあちこちに。
おじいちゃんたちが「これはなんて名前やったが?」って話しているのが微笑ましかったなぁ。
すでに16時半、ようやくお日様が顔を出してくれた。
次に降りたのは安芸駅。
ここは岩崎弥太郎さんの地元だが、ゆかりの地巡りはまたの機会に!
なんせお腹がすいてたまらない(笑)
駅にあった地図を頼りに「CHEZ MONPERE(シェ モンペール)」さんへ。
熱帯魚が泳ぐ水槽がある珍しいカフェで、見ていると癒された~。
電車内からゆったりと夕暮れの海を眺めていたら、あっという間に高知駅。
途中の後免駅で躍動感のある画が撮れたので載せとこ(笑)
ライトに照らされている夜の三志士像、初めて見た!
一旦ホテルに戻り、夕食はおなじみBさんと、おびさんロード沿いにある「さんぜん酒場」さんで。
土佐旅の時いつもお忙しい中、お店の予約をして会いに来てくださるBさん・・・有難い。
何といっても塩釜が最大の衝撃(笑)
叩いて割ると・・・
お肉登場!!
美味しい食事と楽しい会話のあとは・・・
夜の太平洋へ連れてって頂いた。
街灯などない漆黒の海はどこまでも広く、怖さも持ち合わせていた。
ただただ聞こえる波音が落ち着かせてくれる。
これは実際に体験しないとわからない感覚だろう。
夜空もとにかく広くて吸い込まれそうに。
街の夜景を眺めながら、ホテルまで送って頂いた・・・感謝です!
今日はこれまでの土佐旅の中でいちばんの遠出になり、多くの初めてのことや人たちに出会い、親切にして頂いた。
京都から来ましたって話したら、皆さん驚いて喜んでくださって私も嬉しかった。
雨は残念だったが、たくさんのあったかさにふれて大満足の1日だった。
~第五歩⑤~へ続く・・・