さっぽろライラックまつり
花の投稿が続きますが
札幌の中心部にある大通公園。
初夏の訪れを告げる行事として定着している「さっぽろライラックまつり」が5月半ばから開催されている。
ちらりと覗いてきた。
ライラックが札幌市の木に選ばれたのは1960年のこと。
そのせいか公園や街路樹、庭先にも植えられており、市民には親しみのある花。
5月半ば 桜のあとに花開き、この時期の札幌はライラックの香りに包まれる。
大通公園には約400本のライラックが植えられているそうだ。
白系は約30本、紫系は約370本。
いろんな種類があり上の写真の(光の加減でピンクのようだが)薄紫色のライラックが、よく目にする見慣れたタイプ。
同じ紫でも下の写真のように濃いめの赤紫色で鮮やかで冴えた色もある。
インパクトがあって素敵。
ライラックはリラともいわれる。
語源はフランス。
北海道では暖かくなり始めのこの時期に、一時的に気温が下がることがあり、ちょうど花咲く時期と重なっていることから「リラ冷え」なんて、
気候を花で表す粋な言葉もある。
この日は全くリラ冷えとは遠く、初夏を通り越して真夏の暑さ。
噴水が気持ちいい。
SAPPOROのロゴは地下鉄の出入口に描かれているもので、観光客のインスタ映えスポット。
地元民だけど、あえてSAPPORO入れて写真を撮る 笑
数少ない白いライラックは
モフモフ感たっぷりで思わず触りたくなる衝動を押さえての写真撮影
可愛い。
花が円錐形に群がって咲くライラック。
花びらは4枚だが、5枚のものが稀にあり、ラッキーライラックと呼ばれる。
四つ葉のクローバーのように、幸せを呼ぶとのことで、行く前には是非とも探そうと思っていたのだが、
このモフモフ感を見ているだけで充分幸せ気分になり、すっかり失念。
テレビ塔を越えて、そのまま少し足を伸ばして創成川公園へ行くと、また違ったライラックが咲いている。
こんな儚げな線の細いものも。
この儚げライラック、ベンチを囲むように咲いていて、とても可憐で素敵だったのだけど、ベンチで休んでいる人がいたので全体をとりたかったけども断念。
そして私の中で印象的だったライラックはこちら。
花びらに縁取りがあって、とっても上品なたたずまいのフレンチライラック。
たしか、センセーションと名前が入っていた。
あー、これは花びらの数を数えやすそう。
写真をみながら……うーん、やはり5枚はなさそうね 笑
いろんな催しものや出店が出ていて、すごい人混み。
暑さも手伝い熱気溢れる大通公園を歩きながら、この時期のライラックを愛で、ああ短い夏がやってくるな、と香りをめいっぱい吸い込みながら歩いた。