新年、かわらぬ ふゆの朝を
目を覚ましてすぐに、布団からはみ出ている頬の皮膚だけで察知した。室内の冷えた気温を。夜通しつけているストーブの低いノイズに耳をすまし、それが壊れているわけではないことを、毛布にくるまったまま確認する。
長年の感覚で、カーテンを閉めたままでも雪の気配が分かることがある。昨日の予報では雪。目覚ましはそのぶん早くセットした。(たいてい鳴る前に目覚めてしまうのだけれど) でも この気配、それほど積もっていないのではないかと見当をつける。雪かきに想定していた時間分を得た私は、もうし