おもえばそれは夢だった
私の書いてきた歴史のなかで、大きなウエイトを占めているのは『詩』だ。
文章をみてもらっていたのも、主にポエム。そしてリリックスだった。
中学生からずっと詩を書いていたから、編集の方に声をかけられたときも、エッセイには全然興味がなくて。詩集なら出したいけれど、エッセイとは何ぞや、と思っていた。
今こんなに書いていることに自分でも驚くけれど。
縁あってその出版社が発行する紙媒体での本に、2度ほど作品が掲載されたことがあるのだが、皮肉にも最初に掲載されることになったのは、当時言