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羽田JAL機炎上を紐解く〜新月図も含めて新年から春分までを再考〜

元旦からショッキングなニュースが続いています。
2日午後、羽田空港でJAL機が海上保安庁の航空機と衝突し炎上。乗客乗員379人は全員無事に脱出できた一方で、海保職員5人がお亡くなりになりました。
北海道に住む私。千歳-羽田便は毎月のように乗っています。他人事とは思えません。

能登の地震に続いて羽田JAL機炎上という、大きなニュースが続いていること自体にも不安が募りますね。元旦から動揺でいっぱいの2024年。今年は一体どうなってるの?いつまで続くの?と不安な方も多いことと思いますので、昨日に引き続き、今日もマンデンの解析を続けていこうと思います。

マンデン図は国家的な規模で多くの人々に影響を与える出来事を予測するために使うチャートです。マンデンチャートの代表的なものは春分図。春分図の補足として、夏至図、秋分図、冬至図も使用します。それから、新月や満月の瞬間で作るチャートとして月相図というものも使用します。

昨日の記事では、2023年の春分図、冬至図に触れました。春分図の担当はある年の春分から翌年の春分までの1年間となり、冬至図の担当は冬至から春分までの3ヶ月間です。1年や3ヶ月だと、どうして、元旦からこんなに大きなニュースが続くの?いつまで続くの?という疑問に答えるには少し範囲が広いので、今日は月相図を使ってもう少し短い期間での出来事を読んでいこうと思います。

2024年1月1日・2日を担当する月相図は、2023年12月13日の新月図と12月27日の満月図です。(新月図は次の新月までの約4週間を、そのほかの上弦図や満月図、下弦図はそれぞれ約1週間を担当します。)

それではまず2023年12月13日の新月図を見てみましょう。

新月図:2023年12月13日8:32 東京

私たち一般市民・住民に影響があるものごとについては、IC付近や4ハウスに表示されます。今回の新月図ではICと木星が誤差なく合。そしてICから少し離れて天王星。木星はそれほど悪い天体ではありませんが、マンデンチャートで読む時は油断や楽観があると考えます。
4ハウスに入居する天王星はストレートに地震と読むことができますが、その地震の規模感や影響の度合いを計るにはアスペクトの検討が必要です。今回の天王星はジュノーとアセンダントを含むグランドトラインになっていますね。個人チャートなら幸運と読むグランドトラインですが、マンデンではソフトといえども楽観的には読みません。どんな天体とアスペクトをとっているかが大切です。昨日のブログでも書いた通り、ジュノーは地震を表しますし、やはり、アセンダントやMCが絡むアスペクトは地域が限定される分、危険度が上がります。
能登地震の発生予測は、春分図・冬至図の分析のみではかなり難しい印象でしたが、新月図まで読むと「これは何かあるな…」と勘づくレベルで強い表示が出ています。

一方で、今回テーマとした羽田JAL機炎上に関しては、この新月図ではその兆候を見出すことができないな…というのが正直なところ。航空機事故はトランジットチャートで太陽とマレフィック天体のセクスタイル・クインタイル・トラインがいくつも重なっている日に起こる確率が高いと言われていますが、1月2日のトランジットチャートでは太陽と海王星のクインタイルのみでした。

今回、航空機事故ということで、死傷者が出るような大きな事故・災害を表す火星に注目し、再度2023年春分図・冬至図を見てみました。そうすると気になる表示がポロポロと。
例えば2023年春分図では、火星が3ハウスに入り、アセンダントとはほぼ誤差なしのクインタイル(72度)。冬至図の火星は海王星とジュノーでT字スクエアを作り、アセンダントとトラインになっています。ここから考えると、今回の羽田JAL機炎上は春分図・冬至図の火星に表示されている物事であり、能登の地震については春分図・冬至図にプラス新月図で表示されている物事、というふうに整理できるでしょうか。

最後に、この先の新月図もチェックしてみたところ、1月新月図ではベスタがカルミネートしT字スクエア、2月はベスタとICが合、ジュノーとディセンダント合、アセンダント含むヨードあり、グランドトラインあり、3月はベスタとMC合、4月に入ってMC・ICから災害関係の天体がようやく抜けるという流れでしたので、少なくとも3月までは気が抜けないのかなという感じです。

4月以降も荒れている新月図がないわけではないですが、2024年は春分図がだいぶ穏やかですので、春分以降は良い流れになっていくのではないかなあと、少し楽観的かもしれませんが、そんなふうに見込んでおります。

まだもうしばらく、心揺さぶられる日々が続くかもしれませんが、淡々と、でも力強く、この2024年を一歩一歩進んでまいりましょうね。

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