田畑精一さん
絵本作家の田畑精一さんが89歳でお亡くなりになったとのこと。田畑精一さんと言えば「おしいれのぼうけん」子どもたちが好きだった絵本です。うちの上2人はサッカーと虫取りに明け暮れた子どもで、ほとんど絵本は読まず、今も漫画とサッカー本しか読んでないのですが、ほぼ唯一といっていいほど、2人に何度も読んでと言われて、たくさん読んだのが、この絵本でした。
それから「さっちゃんのまほうのて」これはMaarを始めてから出会った本で、お店を始めたばかりのころ、ぷるすあるはさんのフェアをやり、そこでお店に入れた本でした。
この2冊の絵本は不思議なもので、買取や仕入れでいつもお店に2冊ずつありました。今「おしいれのぼうけん」は1冊だけになっていますが、「さっちゃんのまほうのて」は2冊あります。
「おしいれのぼうけん」はひるねこBOOKSさんで読み聞かせの会があり、そこに参加して、舟ノ川聖子さんに読んでもらい、私自身が「おしいれのぼうけん」の世界に入って、読んでもらうしあわせを感じることができた、いい時間でした。
今、大きな書店に行くと、たくさんの本が新刊として並んでいて、その量に圧倒されるけれど、この絵本たちはいつまでも本屋さんからいろいろな人の手に渡って、長く読み継がれてほしいなと思います。もちろん、うちの店からも。
田畑精一さんのご冥福をお祈りいたします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?