10周年
今日、こんなメールが来ていた。
楽天市場に育児用品のネットショップをオープンして、10年経ちましたよ!というお知らせのメールだった。月額500円のおちゃのこネットで初めてネットショップを作った日は覚えていたのだけど、楽天市場に出店した日は覚えていなかった。Amazonに出品した日も覚えていないけれど、Amazonからは10年経ってもおめでとうメールは来ないだろう。
10万円だったか、大枚をはたいて、楽天大学というのに申し込み、夜な夜なその動画を見ながら、ページをつくったり、商品登録をしたりした。今はRuxという動画があって、楽天市場に出店した人は無料で見られるようになっている。
その動画で説明してくれているのは楽天の社員さんだったと思うのだけど、いつも見ると汗をかいていた。そんな記憶がある。一生懸命しゃべってくれている動画を見ながら、見よう見まねで作ったサイトは今考えても見にくくて、素人丸出しのページだったと思う。(今もそんなに変わってないけど)
その後、ページはWEBデザイナーさんにお任せして、仕事半分子育て半分のような生活を送り、子どもがだいぶ大きくなったら、仕事半分趣味半分のような生活になり、今に至る。一生懸命やった気もするけれど、何を一生懸命やったのかと振り返ると、たいして何もやってこなかったようにも思う。
とにもかくにも10年。続けてこられたのは、それはもう、ひとえに、お客様がいたから、だ。買ってくれる人がいなければ、お店は成り立たない。買ってもらえて初めてお店になる。売ることと買ってもらうことのバランスを何とか保てていたから、今も「あかちゃんといっしょ」は存在している。
影も形もなかった「あかちゃんといっしょ」が10年続いていることは、なんだか奇跡に近いような気もするけれど、地道に少しずつでもやり続けていると、少しは形になっていくのかもしれない。もっと一生懸命やればよかった…もっと熱心に、もっとまじめに…そうすればもっと大きくなったのかもしれない。でも、当時は全くそれを望んでいなかった。今も望んでいない(笑)
しかし、今年が10年目というのもおもしろい。春に今までで最高の売り上げ、しかも3倍以上の売り上げを出し(マスクで)、夏に近年最低の売り上げとなり、やっと持ち直してきたこのタイミングで10年めに突入とは。
最近はWEBデザイナーさんにページを頼むこともなくなり、こつこつ地味にページを作っている。かなり昔の、10年前に戻った感じだ。でも、その頃と比べて、楽天のRMSも、Photoshopの使い勝手も格段に良くなっていて、ページ作成のシステムもリーズナブルで高性能。そして写真撮影もスマホでできてしまう。あれもこれもみんな、自然に機会が進化したわけではなくて、全部人が作り出してきたのだから、すごいことだと思う。こうやった方が便利、こうやった方がわかりやすい…と一つ一つ改善していった結果なのだから。おかげで私でもページがそこそこきれいにつくれるようになった。
そして、新商品を作り、在庫を管理し、発送をしているうちのパートナーもすごい。最近は海外展示会の出展もし、いろいろな人たちと顔をつないで、それで作れるようになった商品もいろいろある。みんな日ごろは気づかないけれど、10年単位で見ると、進化している!時には大きな単位で物事の流れを見ると、いろんなことに気づけていいかもしれない。
さて、次の10年、あかちゃんといっしょはどうなっているかな?お店を作った時にあかちゃんだったこどもたちが大人になるころ。世の中はどう変わっているのだろう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?