【Google Ads】Punctuation or symbols(句読点)で広告が拒否され続けた話
アメリカでYouTubeチャンネルを運営をしていて、Punctuation or symbolsという理由で広告承認がなかなかおりず苦労した話です。
このチャンネルでは英語版と日本語版の動画をアップし、それぞれ広告の運用をすることになりました。英語版の広告は問題なく承認されたのですが、日本語版の広告承認がなかなかおりません。
理由は「Punctuation or symbols」、つまり句読点。広告の質を高めるための施策ということですが、びっくりマークや、コロンはついつい使いがちですね…。
何度レビューを依頼しても承認されなかったので、具体的にはどういう記号なのか、改めておさらいをしてみることにしました。
以下が承認されなかった理由です。
句読点と言われても、アメリカと日本では違います。まずは、Punctuation or symbolsのおさらいです。基本的なものをピックアップしました。
Punctuation or symbolsの一覧
句読点 (Punctuation)
ピリオド (Period) (.)
カンマ (Comma) (,)
セミコロン (Semicolon) (;)
コロン (Colon) (:)
疑問符 (Question Mark) (?)
感嘆符 (Exclamation Mark) (!)
クオート(引用符)(Quotation Marks) ('"')
アポストロフィ (Apostrophe) (')
パレンテシス(丸括弧)(Parentheses) (())
ブラケット(角括弧)(Brackets) ([])
ブレース(波括弧)(Braces) ({})
ダッシュ (Dash) (– —)
ハイフン (Hyphen) (-)
エリプシス(三点リーダー)(Ellipsis) (...)
記号 (Symbols)
アットマーク (At Sign) (@)
ハッシュ(シャープ)(Hash or Pound) (#)
ドル記号 (Dollar Sign) ($)
パーセント (Percent) (%)
キャレット (Caret) (^)
アンパサンド (Ampersand) (&)
アスタリスク (Asterisk) (*)
パイプ (Pipe) (|)
バックスラッシュ (Backslash) ()
スラッシュ (Slash) (/)
チルダ (Tilde) (~)
プラス (Plus) (+)
マイナス (Minus) (-)
イコール (Equals) (=)
不等号 (Less Than/Greater Than) (< >)
このリストは基本的なもので、特殊な文脈や専門分野ではさらに多くの記号が使われることがあります。また、プログラミング言語や数学、科学技術分野では、これらに加えて特有の記号や表記法が用いられています。
余談ですが、パイプ (|)はXやインスタグラムのプロフィール欄で使用するのが流行っていますが、Google広告ではNGです。
それでは、今回、承認がおりなかった理由を一つずつ、潰していきます。
広告の見出しに感嘆符を使用
▶️Exclamation marks in the ad headline
該当あり。全角文字の「!」を2回使用していました。
広告テキスト内で感嘆符または疑問符を2回以上使用
▶️Use of an exclamation mark or question mark two or more times in ad text
該当なし。
繰り返される句読点や記号
▶️Repeated punctuation or symbols
該当あり。英語をカタカナ英語にしたため、「・」を3回使用していました。
その真の意味や目的に従っていない数字や文字
▶️Numbers, and letters that don't adhere to their true meaning or purpose, such as using "@ home" to mean "at home"
例えば、
「@ home」を「at home」として使用したりすることだそうです。
該当なし。ですが、よくよく見ると数字が全角の「1」を使用していたので、念の為、半角の「1」に変更しました。
標準外の上付き文字の使用
▶️Non-standard use of superscripts
該当なし。
標準外の記号や文字の使用(例:アスタリスク)
▶️Non-standard symbols or characters, such as asterisks
該当なし。
数字、記号、句読点を過度にまたは奇抜に使用すること
▶️Excessive or gimmicky use of numbers, symbols, or punctuation such as ・f1owers, fl@wers, f*l*o*w*e*r*s, F.L.O.W.E.R.S, Flowers!!!
例えば、
f1owers、fl@wers、flowers、F.L.O.W.E.R.S、Flowers!!!
などがあげられています。タイポは理解できますが、これは流石にないですよね。
まずは、これらを修正して再度申請してみると、無事、広告が承認されました。
その前に、審査でチェックされるのは、Promotion headlineだけなのか、動画の概要欄も修正する必要があるのか…
という疑問が出てきました。
Promotion headlineだけなのか、動画の概要欄もなのか?
これは、変更前に審査に出して通ったので、結果、必要ありませんでした。
修正するのは、広告のプロモーション画面の内容だけで良いみたいです。該当ビデオのキャプションには「・」や「〜」、「:」も入っていましたが、無事に審査が通り広告が適用されていました。
ということで、今回の問題は解決です。