【シャドウバースエボルヴ】大阪GPから学ぶ第六弾環境考察、対策【絶対なる覇者】
お久しぶりです。大阪GPに行ってまいりました。
結果はday1で2-3予選落ちと振るわず。もともとデッキが仕上がってない感があったので悔しさと同時に「だよね」と納得感のある結果でもありました。
気持ちを切り替えて、個人としては8月からTSUTAYA限定大会とJCS店舗予選を目標に結果を残したく、環境デッキを整理していきます。
大阪GPを踏まえた、「環境デッキ」とは
「絶対なる覇者」環境における環境デッキの基準として、2023.07に開催された公式大会「Shadowverse EVOLVE Grand Prix 2023 Summer 大阪」を参考にします。
この大会ではDAY1で行われる予選8試合のうち、6勝するとDAY2に進出できます。
ざっくりと、「DAY2に進出したデッキの中で使用率の高いデッキアーキタイプ」と「ベスト8に進出したデッキアーキタイプ」を現環境デッキと定義します。
大阪GPのメタ予想と実際の分布
個人的なメタ予想
超越ウィッチのシェアが一番高い
次点でドラゴン(侮蔑、ガリュウ)
次点でエルフ(狩人・アマツ)、ナイトメア(アグロ、コントロール)
次点でビショップ(童話、マーウィン)
ツイッターで「エボルヴ CS」などと検索して出てくる直近の大会結果をなんとなくまとめたものになります。
実際の分布
ウィッチ 24.7%
ビショップ 20.5%
ナイトメア 19.0%
ドラゴン 17.9%
エルフ 11.6%
ロイヤル 5.2%
ウマ娘 プリティーダービー 1.1%
メタ予想と実際の分布との共通点、差異
パッと見メタ予想は結構外れてるように見えますが、体感ですごく外したようには思いませんでした。
この分布で自分が気になった点は以下の通りです。
ウィッチのシェアがひとつ抜けて高い
ビショップ、ナイトメア、ドラゴンの割合が僅差
直近の大会で結果を残しているエルフのシェアが低い
3の理由について。
これらのクラスはどれも大会で結果を残していますが、ビショップは童話とマーウィン、ナイトメアはアグロとコントロール、ドラゴンはガリュウと侮蔑。ひとつのクラスで異なる2つのアーキタイプがメタにいたため、分布が高くなったと予想します。
エルフにもアマツか狩人・アマツと2つのアーキタイプがありますが、分布に影響するほどの差がなかったのではないでしょうか。
前回の千葉GPではマーウィンビショップなど直近の大会で結果をだしていなかったデッキが活躍する番狂わせがありましたが、今回のGPのデッキ分布は順当だったと思います。
DAY2進出の傾向
大前提として「超越に勝ち越せるデッキ」であること。
そのうえで「上記メタデッキに対して勝率のアベレージが高い」こと。
当たり前ではありますが、この二つを守れたデッキがDAY2に進出しています。
こちらは公式で分布が出ていないため、DAY2に進出された方の戦績を拝見した予想分布になりますが、以下の通りです。
※長くなるため参考ツイートは省略させていただきます。
超越ウィッチ
侮蔑ドラゴン
アグロナイトメア、アマツエルフ
童話ビショップ
※戦績ツイートされた方がアマツエルフと狩人アマツエルフを書き分けていたか不明であり、デッキアーキタイプが近いためひとまとめにアマツエルフとしています
※環境デッキとして定義した「DAY2に進出したデッキの中で使用率の高いデッキアーキタイプ」は上記集計で使用率1割を超えるデッキとします。筆者の労力と知識不足で書ききれないので・・・。
DAY1で使用されたデッキアーキタイプがそのまま上位になっているようです。
そしてこの分布のうち上位5アーキタイプがベスト8に進出しています。
大阪GPベスト8のデッキ分布
以下の通りです。
エルフ :3(アマツエルフ2、狩人・アマツエルフ1)
ビショップ:2(童話ビショップ2)
ドラゴン :1(侮蔑ドラゴン)
ナイトメア:1(アグロナイトメア)
ウィッチ :1(超越ウィッチ)
参照:https://sve-gp.com/news/?id=nu7kxxgf2t0a&t=osaka
特筆すべき点としては優勝したアマツエルフの方と全く同じレシピでday2進出が4人いたということで、実績でいうなら今大会で一番強いレシピだったというのは間違いないです。
環境デッキ
以上より、「絶対なる覇者」環境デッキは以下の通りです。
超越ウィッチ
侮蔑ドラゴン
アグロナイトメア
童話ビショップ
アマツエルフ
各アーキタイプのレシピサンプル、概要、長所、短所、有利対面、不利対面についてまとめます。
筆者のエアプ部分も多々あるので「そりゃねえだろぉぉぉん???」となる個所もあると思いますが、ご容赦ください。
超越ウィッチ
概要
スペルをプレイしながら7~10ターン目に「陰陽の開祖・クオン」と「次元の超越」でキルを狙うデッキ。
「カースエンチャンター」やクオンなど、既存の超越デッキより相手の盤面処理能力が高く、「クラシカルソーサラー」などで盤面維持能力も上がっている。長所
ほとんどすべての自身のカードに触れることができ、類似した役割のカードが多いためデッキの動きの再現性が高い(安定する)。
墓地に陰陽師orスペルが15枚溜まれば7ターン目以降にほぼ確実に勝つことができる。短所
逆に言えばキルするまでに7ターンはかかるデッキなので、それまでにキルを狙ってくるアグロなどは苦手。盤面処理は得意だが、盤面処理をすると墓地が溜まるのが遅れてクロックが伸びてしまい、相手に猶予を与えることになる。
自分の盤面に生物を立てないので基本相手もやりたい放題できる。返しで処理はできるが疾走などの空中打点はクイックでしか対策できず、ダークジェネラルやフォルテが止まりにくい。有利対面
環境デッキ以外の全般的なデッキ不利対面
環境デッキすべて
侮蔑ドラゴン
概要
既存の侮蔑ドラゴンが「銀氷のドラゴニュート・フィルレイン」の追加で強化された。お手軽な遅延カードかつ、覚醒状態なら3コスト除去と空中打点とかいう意味わからん壊れカード。
低コストが豊富なので序盤にはアグロもでき、稼いだ打点に「ダークドラグーン・フォルテ」や「侮蔑の絶傑・ガルミーユ」の空中打点を絡めて詰める。長所
アグロに対するフィルレインや「覇極」が強力で超越ウィッチを意識したアグロが多い今環境では立ち位置が強い。
後手3「ナックルドラゴン・ドラグニル」や「侮蔑の使徒」「侮蔑の従者」などケアが難しい体力3,5のフォロワーが多い。
リーダー体力回復で詰め切れず、リソース切れという展開が最悪だが、今シーズンはリーダー回復が少なくて追い風。短所
一枚で強いカードが少なく、2コスト以下の侮蔑カードは超越ウィッチに対して使いにくい。
「ベルエンジェル」、「ドラゴサモナー」や使徒、信者など手札を回すカードが多いが、それでも手札が弱かったり使徒5ルックを外したりすると有利対面でも負けることがある。有利対面
アマツエルフ、超越ウィッチ(五分~微有利)不利対面
マーウィンビショップ、リーシェナウィッチ
アグロナイトメア
概要
theアグロと言った感じでとにかく出して殴る。一枚がダメージにそのまま直結する。
大阪GPでは「唯我の絶傑・マゼルベイン」「バイヴカハ」など既存にはなかったプラスワンが多く見られた。長所
環境トップの超越ウィッチに対して圧倒的有利。アグロが強いの代名詞。
デッキの8割がコスト3以下なので1~3ターン目のフォロワー着地が安定し、フォロワーの処理札がないだけでゲームが終わる。
侮蔑ドラゴンと同様リーダー体力回復で詰め切れず、リソース切れという展開が最悪だが、今シーズンはリーダー回復が少なくて追い風。短所
良くも悪くも相手の引きに依存する。1ターン目「エンジェルスナイプ」、2ターン目「烈火の魔弾」。侮蔑ドラゴンほど相手のクイックを無視するパワーはない。
リソースがない分一枚の価値が重いデッキなので、どちらかというと自分より相手の引きの方が大事。有利対面
超越ウィッチ不利対面
アマツエルフ、童話ビショップ
童話ビショップ
概要
前シーズンで文句なくtier1だった童話ビショップは健在。2ターン目に烈火の魔弾以外で処理不可能な高スタッツ生物「悪魔のエピタフ」。最強クラスのAoE「ハンプティ・ダンプティ」。4ルック2獲得のリソース札「不思議な国の探究者・アリス」。「ブリキの兵隊」による強力な空中打点。
今シーズンでは新たに低コストの面処理札「鋼刃の暗器使い」や面強化と空中打点を担う「バイヴカハ」が追加された。長所
デッキの安定感や2ターン目エピタフ、アリスからのブリキなどお手軽上振れが点在している。相手の強力な面展開にもハンプティダンプティで返せる。
「三月ウサギのお茶会」が一枚で2リソース分、アリスが一枚で2リソース分と雑に強いリソースの稼ぎ方をする。
トナメでコントロールナイトメアやマーウィンなどメタ予想外のデッキにも負けない自力の高さがある。
1シーズンかけて証明された強さというのは心強い。短所
童話ビショップ対策としてはいかにハンプティダンプティの進化時効果を使わせるかという点。アマツエルフやアグロナイトメアの面展開が進み、リソースがない状態でハンプティダンプティを吐かされると後の展開が苦しくなる。有利対面
アグロナイトメア不利対面
アマツエルフ(五分~微不利)
アマツエルフ
概要
大量のフェアリーを並べ「妖精の調べ」「ブレスフェアリーダンサー」で2/2~3/3バフして戦っていく。
GP直近で狩人とアマツを混ぜたデッキが流行したが、GPでは狩人をなくしてフェアリーを並べることに特化した構築が結果を残した。長所
上振れたときの止められなさが異常。二枚コンボの「フェアリーサークル」→「フェアリードラゴン」。次ターンにフェアリー三面展開というだけで強い。フェアリードラゴン3/4を処理しても破壊するとラストワードが強力。
GP前は空中打点を「フェアリーブレイダー・アマツ」「小さな勇士・スクナ」に依存していたが、「リノセウス」とデッキ相性がよく、相手がフェアリーを処理してPP消費したところに刺さる。試しましたがマジでデッキ変わるくらい強かったです。。。
アグロ対面にも「アーチャー」や「クリスタリア・リリィ」など盤面形成やリソースを稼ぎながらテンポを取れる。短所
このデッキの核は大きく二種類で「フェアリーを出すカード」と「フェアリーをバフするカード」。これを引き込むためのカードや足りない打点を補うカードが採用されているが、引きがどちらかに偏ると非常に厳しいゲームになる。
特にフェアリーを出すフェアリーサークルや「スピリットシャインイン」、「エルフプリンセスメイジ」が引けないとすべてのカードが機能しなくなる。(とはいえ合計9枚あるうえにフェアリードラゴンも含めてひけないときはほとんどないが)
低コストAoEに弱い。ドラゴンでは「覇極」、ウィッチでは「デモンフレイムメイジ」。ケアは可能で盤面展開には気を遣う必要があり、プレイ難易度が高い。有利対面
超越ウィッチ、童話ビショップ(五分~微有利)不利対面
侮蔑ドラゴン
まとめ、おわりに
上記をまとめた絶対なる覇者環境デッキの相性表は以下のようになります。
この表を見て今後の握るデッキの決め方はこんな感じかな、と思います。
超越にめちゃくちゃ有利取りたいならアグメアかアマツやろ~
どのデッキも五分くらいほしいなら童話か侮蔑やろ~
へんなデッキに負けたくないなら童話やろ~
知識ないけどワンチャン狙うならアグメアやろ~
とにかく下振れを減らしたいなら超嗚やろ~
ということで童話ビショップが結構いいんじゃないかって結論になりました。
ただ童話だってGP決勝でアマツに負けてるし、アグメアにだって普通にひき殺されると思います。
ひき殺されたくないなら侮蔑がいいんじゃないかと個人的には思いますが、なんか住んでる地域にドラゴン多い印象なんですよね。。。ミラー頑張るか。
以上。今回紹介できなかったデッキアーキタイプで強いデッキなんてたくさんあると思います。一番は皆さんが最強だと思うデッキを使うことなので、参考程度にしてください。