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着物stylistへの道①

小さいときから着物に慣れ親しんできた。

七五三、秋祭りには母が仕立てた着物を着せられた写真がのこっている。

母も節目節目に着物を着るひとだ。

母の影響で、9歳から日本舞踊を習い始めた。

お稽古の時は自分で着物を着ていたので、浴衣ていどは着られる子供だった。

本格的に着物にハマりだしたのは、30代に差し掛かる頃。

訪問着・色無地・付け下げなど礼装ものの着物が揃うと、普段着物を勧められる。

よくわからぬまま、小紋・紬などカジュアル着物を購入。

そうなると!自分で着られるようにならねば。と思うわけである。

そして、無料着付け教室を名乗る場で着付けを学び、そこそこ着られる状態で着物を楽しんでいた。


私は今、「着物stylist」という肩書で仕事をしている。

きっかけは。。。

とある美容室で働き出したこと。

最初は事務員だった。

婚礼も手掛けるその美容室では、「着付け師」という仕事をしているひとがいた。

着物が好きだというと、仕事にしてみないかと言われ

「着付け師」という資格を取ることになる。

平日は事務員として、週末は着付け師として婚礼に参列される方の着付けをするようになる。

お客様の自宅へ伺っての出張着付けの仕事をするようになった頃、着付けだけでなくヘアもメイクも手掛け、着物姿をトータルにつくりあげてみたくなった。

ヘアメイクができれば、お客様は家でお支度を完了させ出かけることが出来る。

着物を着るために美容室へ行くのは大変なことだ。

荷物は多く重く、忘れ物もしがち。

それが解消されたら、どんなに楽なことだろう!

そう考え、美容師免許取得のために通信で勉強を始めた。その頃、私は40を越えていた。


—着物stylistへの道②へつづく









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