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面倒くさいことほど丁寧に。自分への贈り物としての「丁寧な暮らし」とは?

高校生の頃、RADWIMPSが大好きでした。

理由は簡単。当時好きな人がRADWIMPSをよく聞いていたからです。

CD貸して!あのアルバムのこの曲さ、良かったね!

…って話せるでしょ?

私の音楽の好みの移り変わりは、そのまま好きな人の音楽の好みのヒストリーになります。

ところで、RADWIMPSの「叫べ」という歌に次の歌詞があります。

眠気眼で畳んだ布団も久しぶりに片付けた部屋も

全てささやかながら僕からの未来の僕に送るプレゼント

誓いの言葉壁に書いたのも目覚ましかけ眠りについたのも
全ては今日を終える僕からの明日の僕へ向けた挑戦状

RADWIMPS「叫べ」より

高校生の頃は何気なく聞き流していた歌詞でしたが、一人ぐらしをするようになってから、すっごい良いこといってない?と気がつきました。

丁寧に暮らしたほうがとても楽で、雑に暮らしたほうがとてもしンどい。逆に思っている人は多いけれど。「雑」に生きるのはしンどいものなのだ。雑な生活、雑な人間関係、雑な仕事。精神的にも、肉体的にも、とても疲れる。結局は「丁寧」がいちばん楽なのだ。(小池一夫 Twitterより)

これも、一人暮らしを始めてだんだん分かるようになってきたことです。

洗濯も掃除も溜めれば溜める程後からめんどくさいし、自炊をさぼればさぼる程お金が逃げて行きます。

面倒だなと思って後に回すのは簡単ですが、雑に処理したものが2倍に面倒になって帰ってきた覚えが、あなたにもありませんか?

私が仕事終わりにやりかけのタスクのメモを残すのは、「あれやらなきゃ…」と気になって眠れない自分の性格をよんでのご褒美でもあり挑戦状です。

これをしないと、忘れていたタスクをぱっと思い出した瞬間に、それも他に急な用事がある時に限って思い出した瞬間に、パニックを起こしてミスが増えるからです。

引っ越し前は花のある「丁寧な暮らし」に憧れていたけれど、正確には「花を飾る時間・余裕がある暮らし」を求めていたのです。自分にかけてあげられる時間が増えるから。

起きた後のベッドをそのままに部屋を出るのは簡単ですが、10秒、10秒だけ待って綺麗に整える。帰って来て綺麗な部屋をみてすーっとして、「はあ〜リラックス!」といってベッドに寝そべる自分へのご褒美です。

外食で済ますのは美味しいしお手軽だけど、1時間、たった1時間だけ、なにも予定のない日曜日に大量の常備菜を作って保存する。毎朝お弁当を作る自分へのご褒美と、美味しく食べつつ食費を浪費しないように貯金をしている自分への挑戦状です。

今日は何個、未来の自分へ贈り物をしましたか?

そして何個の自分への挑戦状をだしましたか?

「面倒くさいな」を自分を大切にすることに変える魔法、ぜひ使ってみてくださいね。

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