サトテルの打率は低下してる?統計的に検定してみた
こんばんは。Riekoです。
統計検定2級で学んだことを忘れないようにと、
引き続き野球統計ネタを投稿していきます。
私は阪神タイガースにわかファンなので、2023年多分活躍したであろう佐藤輝明選手について分析してみました。
打率は向上したか?を分析する
佐藤輝明選手の打率は2022年シーズンで0.264、2023年シーズンで0.263でした。
若干ですが下がってますね。
2023年は優勝したし大活躍したと思ってたけどなんでだろう。
そこで「本当に低下した?」を検証したいと思います。
GET DATA
それではデータを取って来ましょう。
最近のプロ野球はググったらすぐにデータが出てくるので、便利ですね。
使ったデータはこちらです
元リンクはこちら
仮説を設定
まず、帰無仮説と対立仮説を設定します。
帰無仮説は曖昧ではなくはっきりしていなくてはいけません。
なのでこのようになりました。
帰無仮説:佐藤輝明の打率は変化していない(μ=0)
対立仮説:佐藤輝明の打率は低下している(μ<0)
データ分析に恣意的な操作はNGですが、できれば打率は低下していないことを祈ります。ドキドキ
Excelにまとめる
2022年と2023年の打率を比較したいので、このようにExcelにまとめました。
ここで、この打率「0.264」と「0.263」の差が、0なのか?というのを検証します。
検定式
ややこしい数式をごまごま書くつもりはありません。
なのでExcelの関数式だけ抜粋します
有意水準は5%にしました。
検定統計量分子(x1-x0):2022年打率ー2023年打率
標準誤差=SQRT((2022年打率*(1-2022年打率)/2022年打数)+(2023年打率*(1-2023年打率)/2023年打数))
検定統計量:分子/標準誤差
基準値:z(0.05)
結果
Excelでパパっと計算して、結果はこのようになりました
基準値と比べて検定統計量が大きく、絶対値が小さいです。
つまり、帰無仮説は否定できない。
「佐藤輝明の打率は2022年と2023年を比較して低下したとは言えない」
となります。
よかった~
打率が若干下がったのに関しては打率の計算方法にもあるかもです。
ホームランはカウントに入れないのかな?
なんせにわかファンなのでよくわかっておらずすみません。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
割合の検定は多いものの、別の年度を比較するのは統計検定2級でも出題頻度は多くないです。
これを解くにあたって、というかこのネタを思いついたのはBellCarve社の「統計検定2級模擬問題集2」がきっかけです。
身近なネタから問題が出題されており、取り掛かりやすいので、
ぜひ勉強されることをお勧めします。
最後まで読んでくださりありがとうございました
Rieko
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?