親子のすれ違いの原因
起きた時にふっと母のことを思い出しました。
母は、愛情をいっぱい注いでくれていたんだよね・・・と。
でも、私はある時から受け取れなくなったんです。
成長した私がふと気づいた時には、母の視野の狭さ、気持ちをわかってくれないことでの孤独感、頑固に「母の思う家族のため」を突き通すことなど、本当に嫌になっていて、母にもたくさんその感情をぶつけていました。
そんな自分をなんとかしたい!と、葛藤してもがいて・・・数年越しで自分に向き合う中で、母への感情の浄化、全肯定ができ、シンプルに感謝だけで接することができるようになりました。(←スマホでたったの4行ですが、これが書けるために、私が感情に向き合いながら書き出した言葉は何万倍にもなっています)
だからか、私のところには、親に対しての感情、親との関係で悩んでいる方が相談に来られることが多いです。自分の親のことが未解消なまま子どもを育てることで、親から繋がっている子育ての問題に悩んでいる方のお話もたくさん聞いてきました。
肉親との関係からくる問題は、とても深いものではあるけれども、向き合い方を間違えず、丁寧に諦めずに取り組めば必ず解消できます。(親が理想通りになるということではなくって、自分の心の中で解消できます。)その時の感謝や感動は、それまで苦しかった分とても大きいし、その体験から気づくこと学ぶことも大きく、実際に体験したことがある方は、なにものにも変えがたい価値があると感じています。
でも、私も親になって11年。親の立場からすると、
できれば子どもにこんな辛い思いをさせたくないし、自分が良かれと思ってやったことで傷つけたり、嫌われたくない。
世の中の親のほとんどは、
子どものことを思って、働いて、家事をして、四六時中子どものことに心を配っているのに、
何故かすれ違ってしまう。
何年、何十年とすれ違い続けて、元に戻れない。
そんなの本当に悲しい。
親子がすれ違う大きな原因は、親は親の、子は子の主張がある中「わかってあげようとしない」ということだと師から聞きました。聞いたのはだいぶ前だけど、今本当に実感しています。
一番の味方だと思っていた親がわかってくれなかったことで、子どもはとても傷つく。
だから、
子どものためと思うなら、
子どもの将来のことや
人からの評価や
自分の理想は脇においておいて、
まずは子どもの気持ちを受け止めることに私は意識を注いでいます。
大きくなってくると、子どもの声は、自分に対しての批判かもしれないけれど、
子どもの気持ちを知りたい。
わかりたい。
その気持ちが一番にあれば冷静に話も聞けるはず。
大切な親子のすれ違いがなくなりますように。
傷つく親子が減りますように。
本当は、みんながそれぞれ温かい。
世界の素晴らしさを感じながら毎日を過ごせますように。