幼児教具【開発日記】(第2話)アナとイタ
4月に販売予定の知育教具「ひもとおしW(ダブル)」開発に向けた熱い想いを、「開発日記」として毎週皆様にルポルタージュでお届けします。
こんにちは。理英会出版商品開発チーム・ダブルゆきえのひとり、ゆきえ.Kと申します。
「ひもとおし」。それは等間隔に穴のあいた板とその穴に通すひもで構成されている教具です。
「え?それだけ?」と思われたあなたへーひもとおしの奥の深さについては『開発日記』(プロローグ)にてまとめておりますのでお読みいただると嬉しいです。https://note.com/rieikai_shuppan/n/n21bda0d38cab
「板・穴・ひも」これだけの世界だからこそ、わたしたちダブルゆきえは〝熟考“し、〝相談“し、〝試作“を重ねます。
(以下ユキエ.N=N、ゆきえ.K=K)
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<2020年初夏の某日> (場所:理英会出版商品開発チームデスク)
課題1:どのくらいの穴数を基準にする?
K:基準の穴数は5穴×5穴でいかがでしょうか。プレイボードにも使えますし。(注※プレイボート…弊社で発売している人気教具)
N:うーん。5穴×5穴だと、ひもを通すバリエーションがたくさん作れないかも…
K:試作してみましょうか…
(5穴×5穴で試作するK …)
K:案外楽しく取り組めそうですよ!
N:確かに!実際の入試もだいたいこれくらいの穴数が多い感じね。
課題2:受験を考えたらどのくらいの穴の数が最適か?
K:理英会の年長さんのクラスでは、もっと穴数が多いものを使用していますよ。
N:穴数が増えれば、紐の通し方も複雑になって、難易度も上がるからね。
年長さんには次々といろいろな課題に取り組んでほしいしなあ。
K:色々なパーツを組み合わせることを考えると9穴×9穴もあるといいですね。
これもプレイボードで使えます!
N:なるほどそれはいい!5穴×5穴、9穴×9穴のセット販売で考えよう!!
課題3:初めてひもとおしに取り組む方にも分かりやすく
K:「ひもとおし」に初めて出会うお子さんたちにはむずかしいでしょうか?
N:はじめてのお子さんでも3穴×3穴があれば無理なく楽しめそうね。
小さいお子さんでも持ちやすいサイズの3穴×3穴も入れちゃおうか?
K:指示に使えるマークや色分けがあれば、大人から子どもに教えるときに便利だと思います。
N:それはいいアイデアね。はじめて「ひもとおし」に挑戦する親子を想定して、使いやすいボードを開発しよう!
課題4:板の色・素材・模様は
N:他社製品を見ると素材や形がいろいろあるわね。でも無地が多い印象。
K:素材は軽くて丈夫な紙ではいかがですか。小学校受験で使われるのも紙が多いですし。両面使って穴の数同じものの2枚ずつでも地の色を変える、というのも可能になります。
N:両面印刷なら宇宙や地図のようなテーマ性の高い柄やカラフルな模様を入れるとか…いろいろバリエーションが増やせそうね。
K:そうですね、「自分だけの作品を作る」きっかけになりそうです!
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等間隔に穴のあいた板。このような想いから選ばれた穴と板とは?(今後の展開に乞うご期待)
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