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幼児教具【開発日記】(第3話)ひものはなし

4月に販売予定の知育教具「ひもとおしW(ダブル)」開発に向けた熱い想いを、「開発日記」として毎週皆様にルポルタージュでお届けします。

こんにちは。理英会出版商品開発チーム・ダブルゆきえのひとり、ユキエ.Nです。前回の「アナとイタ」に引き続き、今回は「ひもとおし」のもう1つの大切なアイテム、「紐」について深堀りします。

<2020年初秋の某日> (場所:理英会出版商品開発チームデスク)
(理英会出版にひもとおし用のひもサンプルが届く)

ワクワク…さっそく届いた紐のサンプルを確認します。
幼児教室の授業では、比較的細めの「アクリルコード」を使用しています。
紐の両端は、ほつれないようにセロハンテープ巻きが施されています。
「ひもとおしの紐」というのはこういうものだと思っていたのですが…

紐サンプルをみて、いろいろな素材があることに感動しました。
大げさに思われるかもしれませんが、ひも1本で「ひもとおし開発」の夢が大きく広がりました!
素材感はもとより、太さや織り方によって、印象も扱いやすさも大きく違うことがわかったのです。

アクリルコードは色が落ち着いていて、硬めでしっかりした印象。
ナイロンコードは光沢があり、派手な印象。
ポリエステルコードは、程よい伸縮性があってしなやか。発色もよい。

いろいろ検討を重ねて、手触りがよく、発色の良いポリエステルコードに決定しました。

次は紐の色選びです。
サンプルの紐は3cmくらいしかないので、板に通したらどうなるかのイメージはなかなか難しいものです。
穴あき板との相性を考え、にらめっこして、迷い続けます…。「あの色もいい。」「この色もステキ。」
最終的に、ボードとのメリハリがつく、はっきりとした色目の3色を選びました。

色見本

(10日後…理英会出版にひも見本が届く)
ドキドキ…ひも見本が納品されました。やっと実践ができます。

使ってみると、想像していた以上に紐と穴あき板とのなじみが良く、
紐を通したり、外したりする時もスムーズでいい感じです!

色も、華やかだけどちょっとレトロ感もあって
穴あき板やパーツの色ともなじみました。

そしてセルチップ加工! 靴紐の先のようにされています。

セルチップ

これは、紐の先端に1個1個部品を通して加工するそう。
手間がかかっているんですね。

これで、「ひもとおし」を構成する大切な「板」と「紐」がそろいました。さあ次はどんな展開に?開発チームのWゆきえの奮闘は続きます。



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