音楽が好きという話/聴く側としての、主にROCK'A'TRENCHについて
今日はこのことを書かずにはいられません。
ROCK'A'TRENCHが10年ぶりに新曲をリリースしました。
今日未明、午前3時頃、次男への授乳を終えて寝付く前にチラ見したTwitterで発見したこの情報。
あまりの嬉しさに叫びそうになりましたが、ぐっとこらえて。
バンドが「活動休止」すると、「解散」よりは希望が残っている気がしますが、再開を待っていても良いのか、ファンとしてはどんな気持ちでいたら良いのか、悩みます。
10年前のアルバムも、私が初めて聴いた彼らの曲「Every Sunday Afternoon」も、ずっと好きです。
日本では、三拍子や8分の6拍子の曲は売れないと聞いたことがありますが、私は好きです。
2008年に偶然ラジオで耳にし、心を鷲掴みにされ、「今の曲なに?今のバンドなに!?」と慌てて車を路肩に停めて、当時ガラケーで検索した記憶があります。
「ROCK'A'TRENCH」
ラジオパーソナリティが紹介したバンド名や曲名を聞き取りきれなくて、「ロッカ…なんつった?六角レンチ!?」「なんとかサンデーなんとか?」と、苦戦したのも良い思い出です。
2枚目のアルバムに収録されている「日々のぬくもりだけで」は、私たち夫婦の披露宴で、お色直し後の入場に使わせてもらいました。
震災後、盛岡にもライブに来てくれました。
被災地でのライブということもあって、特に「君へ」という曲を演奏しているときには、真心が、声に、音に、乗ってびしびし届きました。
汗をかき、涙も流し、大感動のライブのすぐ後、彼らは無期限活動休止を発表しました。
願わくば、バンドは休止していても、メンバーそれぞれがハッピーに、好きな音楽を続けてくれていたらいいなと、僭越ながらそんな願いが心の中にずっとありました。
ううむ。いや、でも。
そんなおりこうさんな思いだけじゃなく。
やっぱり、待ってましたよ。
頼むから、またあなたたちの新しいサウンドをくださいよって、焦がれていました。
それぞれが自分の音を愛していて、お互いの音と合わせるのも楽しそうで、めちゃくちゃ仲の良さそうな、これがいわゆるグルーブってやつですね?って感じの。
自尊心と他尊心のバランスが高い次元で取れている感じの。
待って、待って、待っていたけど、少し諦めかけていた、10年。
本当に嬉しいです。こんな日が来るなんて。