普段の生活で使うアイテムを数えてみた

藤岡みなみさんの『ふやすミニマリスト』という本を読んでみました。

所持品ほぼ0からはじめて、一日1つアイテムを取り出す生活を100日間、というチャレンジ。
(ただし、食料の購入はカウントに含まず、電気・ガス・水道等のライフラインは完備、最低限必要な初期装備を設定した上で)

藤岡さんは元々、おたまだけでも8つ持っているほど、所持品が多い方だそうですが、このチャレンジは決して、ミニマリストになろうとするものでも、シンプルライフを読者に勧めるものでもありませんでした。「モノ」に対しての捉え方の変化、自分の心の有り様の変化が大きなテーマだと思います。

「暮らし方」「在り方」に関わる内容なので、他人事にし切れず、「自分だったら」を考えながら読んでしまう方が多いのではないかなと思います。
かく言う私もそのひとり。私だったら何日目に何を取り出すだろう、どんな優先順位がつくだろう、何をより大切に思うだろう。そんな想像が、読み終えてからも止まりません。

私は持ち物の量については、割と少ない方なのではないかなと思っています。
あまり増やしたくない、身軽でいたいという気持ちも強い方かなと。
母親、妹、夫、身近な人が、モノをよく増やし、手放すのが苦手なタイプなので、そこにストレスを感じやすいです。

そんな私でも、一日1アイテムずつというのは厳しいだろうなと思いますし、100個ではとても足りない気がします。

何か試してみたくなり、とりあえず。
自分が普段、いくつのモノを使って生活しているのかを、書き出して数えてみることにしました。

「使うモノをなるべく少なく済ませよう」などとは意識せず、とにかく普段どおり。
いつもと違うのは、モノを使ったらメモすること。
のべ数ではなく、アイテム数なので、例えば2回鼻をかんでも、ティッシュはティッシュで1アイテムです。

藤岡さんのチャレンジと同様、食べ物と、開始時に着ていたものは初期装備としてカウントしませんでした。
また、「私が」生活するのに使うモノをカウントしたいため、子どもたちの世話に使うものは数えず、あくまで「私に」使うモノのみとしました。

普段どおりの生活をするために、もし私が藤岡さんのように一日1アイテムずつ取り出すとしたら、何日かかるのかを数えるイメージです。

一日書き出してみて、「これは要らなかったな」「AとBを使ったけど、Aで役割を兼ねられるな」など、見返して気づくこともあるかもしれません。

とりあえず今日はとにかく書き出してみるだけ。

いきます。

敷布団、敷きパッド、掛布団
掛布団カバー、タオルケット
枕、枕カバー、エアコン
空気清浄機、電気スタンド
時計、ボールペン
ベビーダイアリー、テーブル
メガネケース、メガネ
マフラー、ブランケット
スマホ、ストーブ、灯油
テレビ、リモコン
ハンドソープ、ハンドタオル
フライパン、鍋、ヘラ、おたま
スプーン、包丁、まな板
スープマグ、皿、ティーポット
マグカップ、電気ケトル
ポット、座椅子
コンタクトレンズ、
シャンプー、コンディショナー
洗顔フォーム
バスタオル、ドライヤー
歯ブラシ、歯磨き粉、コップ
ニット、肌着、パンツ
ズボン、ティッシュ
ゴミ箱、ゴミ袋
トイレットペーパー、スリッパ
リップクリーム
洗濯機、洗濯カゴ、ハンガー
洗濯ネット、洗濯用洗剤
柔軟剤、布巾
クイックルワイパー
クイックルワイパーのドライシート
ほうき、ちりとり、おしりふき
箸、ラップ、スマホの充電器
茶碗、食器用洗剤
スポンジ、水切り、食器棚

数えたら78アイテムでした。

今日、私は一日中家にいたこと、昼食をコンビニ弁当で済ませてしまったこと、夕食を夫が作ってくれたことから、少なめに済んだところもありますが、それにしても、100には全く届きません。

藤岡さんも、80日を過ぎたあたりから、何が欲しいかを考えるのが大変になってきたようすでした。
確かにそうかも。
実は100アイテムくらいで、足りるのかも。

今日だけではなく、また書き出して数えてみたり、逆にアイテム数の上限を決めてみるチャレンジなんかも面白いかも知れません。

レコーディングダイエットというものが流行しましたが、目に見える、それでいてほとんど無意識に存在させてしまっている身のまわりのモノについても、レコーディングしてみることで、新しい気付きがあって面白いかも知れません。

大人の自由研究のような気分で、またやってみたいと思います。

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