赤ちゃん訪問のはずが…
先日、市の保健師さんが、赤ちゃん訪問にいらして、色々と参考になるお話を聞くことができました。
まず、「二人目以降のお子さんの親御さんは大体、上のお子さんのことで悩んでますよ」とのこと。
「大抵子どもは悪いことをして気を引こうとするし、親も悪いことにばかり目が行く」と。
なるほど、確かに…。
ちょっとしたことでも良いことに気がついて、感謝を伝える。
相手が子どもでも、大人でも、大切なこと。大切なことを、より大切にするのが、遠回りなようで一番王道なのかも知れません。
それと、最近気になったのが、私がフォークで、櫛形に切ったリンゴを刺して口に運んだとき。
どんぐり(長男3歳)が私に、「じょうず~」と言ったのです。
私が、どんぐりを褒めるときの言い方そっくり。
ちょっと偉そうだな、と思ってしまいました。
保育園で先生にそんなふうに言っていたら、ちょっとまずいかも。
今は幼さと可愛さで許されるかも知れませんが、後々どんぐりが恥ずかしい思いをしたり、偉そうだと思われたりしないように、自分の言葉やニュアンスも、言われたらどんな風に感じるかを考えなくてはな、と思いました。
保健師さんのおっしゃる通り、上の子、どんぐりへの接し方が、ついつい雑になっているかも。
常に、は無理でも、丁寧さを意識してみようと思っています。
また、このような話も。
「人が感情をコントロールできるようになるのは、中学生くらいから」
そんなに先のことなの!?と意外に思いましたが、我が身を振り返ると確かに…というよりむしろもっと、大人になっても、感情のコントロールができなかったことなんて、いくらでもあったような気がします。
恥ずかしいと思っても涙が止められなかったり、もういいんじゃない?と頭では思っていてもイライラがおさまらなかったり。
結婚する少し前、早朝に変な夢を見て、不機嫌を引きずったまましばらく夫に対して、乱暴に接してしまったこともあります。
今となっては笑い話ですが、「夫に実は隠し子がいる」というスキャンダラスな夢を見たのです。
目覚めてからも、本当に夢だったんだよね、現実では無いよね…と勝手に疑心暗鬼になり、気持ちのざわつきを数時間引きずりました。
夫からしたら迷惑な話です。
大人ですらこんなことがあるんです。
と言うより、自分すら、こうなのだから。
自分のお腹から出てきた子どもとは言えど、わけがわからない、どうにもならないようなことが、イレギュラーだと思うから腹が立ったり、不安や焦りを感じるのであって、それがデフォルトだと思ってしまえば、ゆるりと構えられるのかも知れません。
時々でも、子育ての経験値や知識が豊富な方と会話できるのは、とても有意義だなと思います。
赤ちゃん訪問だったのに、赤ちゃんのことより、ほとんどどんぐりの話をしてしまいました。
でも。可愛くて、大切な存在だからこそ、色々と悩むわけです。
アラフォーになった私の心に、いつも新鮮な刺激をありがとう、どんぐり。
感情を動かせば動かすほど、若くいられるような気がします。