赤か青か、分断されたアメリカ
アメリカ大統領選が話題の今、アメリカの「色分け」について考えてみます。そう、アメリカでは州によって政治的なカラーが異なり、共和党支持者が多い州は「red state レッド・ステート」、民主党支持者が多い州は「blue state ブルー・ステート」と呼ばれています。私が住んでいたマサチューセッツ州など、特に海岸沿いはブルーが多い印象で、地図に色を塗り分けるとその違いは顕著に現れます。
アメリカのこの「色分け」は、ただの地図の話ではありません。支持する理由もそれぞれ複雑で、宗教的な価値観や政治的思想、地域の歴史的背景などが絡み合っています。さらに驚くべきことに、私の知人には「支持する大統領が違うから」という理由で離婚に至った夫婦もいるのです。ここまで真剣にエネルギーを注ぐのもアメリカらしいといえばアメリカらしいですよね。
私自身は市民権はなく投票権もありませんが、日本にいる時よりも、むしろアメリカにいた時のほうが政治について話す機会が多かった気がします。長年「ダークブルーステート」と呼ばれるボストンに住んでいた私の政治的スタンスはおそらくバレバレかもしれませんが(笑)、ここではあえて公言はしないでおきます、、、
「分断したアメリカ」とも呼ばれる国で、私が望むのはただ一つ、平和です。赤であれ青であれ、どちらの色であろうとも「とにかく平和でいてほしい」と願う日々。アメリカの政治色がどう変わろうと、私の中で変わらないのは「赤も青も美しい」というシンプルな思いです。
Today's 英語表現
"We can agree on some things."
意味: 「何かしら共通点は見つかるよね」
"We may have differences, but we can agree on some things, like wanting peace and happiness."
「意見は違うかもしれないけど、平和や幸せを望むところは一致しているよね。」